August 31, 2014

マフラー交換/オデッセイ(RB1)

 最近、オデッセイのマフラーに開いた穴が広がり、異音が大きくなってきた。

 ホルツの補修剤で穴をふさごうと試みるも、ちょうどマフラーの分岐部分から排気が漏れており、上手く補修剤で塞げない。さらに、この車は北海道で購入した中古車。融雪剤の影響で、マフラーはサビでボロボロになっていて、ひどい状態だ。。。そろそろマフラー全体を交換どきのようだ。

 ネットで検索すると、RB-1の新品同様のマフラーがヤフオクで8千円で出されている。すぐに落札。
 しかし、整備工場にマフラー持込で交換を頼むと、素直に交換できるような状態のマフラーであっても、結構な料金をとられるようだ。サビサビで交換の手間がかかるマフラー交換を依頼したら、いったいいくらとられるのか想像もつかない。

 そこで、久しぶりにマフラー交換という、整備らしい整備を自分でやることにする。一応、整備工場で働いた経験があり、整備士免許も持っているのだが、就職先を車の整備とは全く関係ないところにしたため、本格的な車の整備を自分で行うのは10年以上ぶりだ。ちょっと不安。

 それに、マフラー交換くらいの大掛かりな整備になると、自宅の駐車場で、というわけにはいかない。特に今回はサビサビのボルトを回したりといった結構ハードな整備となりそうなので、リフトを使ってジャッキアップできる環境でないと、マフラーを取り外すことすら厳しいだろう。
 というわけで、ジュントール・川越のレンタル・ガレージ・サービスを利用させてもらう。1時間あたりのリフト使用料は800円という良心的な料金設定だ。


 ジュントール・川越に到着後、早速、車をリフトアップ。触媒とマフラーの接続部分を確認すると、もはやサビにより、フランジとナットが一体化しているだけでなく、ナットが腐食により原型をとどめていない。。。ボックスレンチ
で回すことを早々とあきらめ、ジュントールさんからサンダーを借り、錆びた埋め込みボルトごと、ナットを削り取る。


写真 1


             <サンダーで埋め込みボルトごとナットを削り取り、ようやくマフラー部分が外れた。触媒側のフランジにはまだ埋め込みボルトが残っている。>


写真 2


               <新旧マフラーの比較。旧マフラーは融雪剤によるサビで崩壊寸前だ。>


 しかし、触媒側のフランジに残った埋め込みボルトは、ハンマーでいくら叩いても、全くとれる気配がない。

 仕方がないので、サンダーでさらに埋め込みボルトの突き出た部分とヘッド部分を削りとる。

 それでもフランジの中に残ったボルト部分がとれない。。。もはやお手上げだ。

 そこで最終手段。ドリルを使って、フランジに新たにM10のボルトを通す穴を開けることにする。

 ジュントールさんからエア・ドリルを借用。備え付けのドリル刃をセットして、穴あけを試みるも、排気の高温で焼入れされたフランジは、鋼鉄ドリルの刃すらまったく受け付けない。

 幸い、このような状況を予測して、自宅からチタン・コーティングされたドリル刃を持ち込んでいたため、それをセット。再度穴開けを試みると、何とか小さな穴(2mm)を開けることができた。

 そこから0.5mm毎、ドリル刃を大きくして穴を広げていく。最終的にはM10が通る直径10mmにまで広げなくてはならない。。。


 ドリルと格闘すること約2時間、ようやっと10mmの穴が3つ、開け終わる。


写真 4


             <ようやっとフランジに開いた3つの穴。2時間もかかりました。>


写真 5


             <激しい格闘を物語る、作業中に折れたチタン・コーティングドリル。計3本もダメになりました。焼入れされた鋼鉄、恐るべし。。。>


 穴さえ開いてしまえばこっちのもの。あとは、新しい(といっても中古だが)マフラーをガスケットとともに取り付けて、作業終了。

 ようやっと静かなドライブ環境を取り戻すことができました!
(ちなみに、リフト使用料(4時間分3200円)、廃マフラー処理料(800円)、エア・ドリル使用料(300円)とサンダー使用料(400円)合わせて4700円也。)

 ジュントールさん、色々とありがとうございました~。また整備する際には、よろしくお願いいたします。

  

Posted by straysoldier at 21:40Comments(0)TrackBack(0)

July 22, 2012

新たな翼


CIMG1454
  
Posted by straysoldier at 00:25Comments(0)TrackBack(0)

May 23, 2012

故障整備

 最近、中古で購入したハイエースの電気系統(ヘッドライト、フォグランプ、室内灯)の調子が悪い。

 仕事から帰宅後、吹きすさぶ冷たい風の中、ハイエースの修理にとりかかる。

 昔とった何とかで車の整備に関して知識はある。でも残念ながら現在はピットも工具も満足なものがない。

 仕方がないので、場所は自宅の駐車場、工具は100円ショップで買ったあり合わせの工具類だ。

 まずは故障診断。室内灯を外し、テスターで通電状態を確認したところ、アースの接触不良のようだ。ネジの締め直しだけで修理は完了。

 次にヘッドランプとフォグランプ。外装をはがし、コード類を外観点検したところ、経年劣化でコードとバルブとの接続部分がダメになっているようだ。ダメになったコードを端の部分から切断。ギボシも新しいものと交換すると、ライトは点灯した。

 久しぶりに車いじりを楽しんだ。体は冷え切ってしまったが。

 故障の原因を推理、探求して、「直す」という行為。自分の推測が当たり、機能しなかったものが機能するようになった時の充実感。

 やっぱり車いじりは楽しい。

  
Posted by straysoldier at 22:30Comments(0)TrackBack(0)