今日からレバノン旅行。
目的は観光とクライミング、両方楽しむこと。
観光では、最低でもレバノンの3B(Beirut、Byblos、Baalbek)を楽しんで、クライミングではロクスノに載っていたダーフィット・ラマが最近拓いたという9aのルートを見て(9aはさすがに登れないし)みたいと思っている。
<この美しいルートを見てみたい>
アンマン国際空港から1時間ほどのフライトで、そこはもうレバノン。
チケットは意外に高くて、アンマンからの往復で3万3千円ほど。トルコのイスタンブール往復の方が安いのはどうしてだろう?(レバノンは空港使用料が高いのだと思われる。)
シリア紛争さえ発生していなければ、陸路でヨルダンからシリアを通過してレバノンまで来れるのだが、さすがに今の状況では陸路の国境越えは無理。
空港でレンタカーをピックアップ。今回はバジェットレンタカーにお世話になる。KIAのピントを5日間で15000円。小型自動車とはいえ、1日あたり3000円で済むのは安い。
<レンタカーは緑のナンバープレート>
空港から進路を北にとり、一路ベイルートへ。
<都心部が近づくにつれ、さすがに混んでくる>
<治安状況が改善されているとはいえ、街中では時々、軍用車の通行を見かける。>
まずは海岸沿いの、「ハトの岩(Pigeon Rock)」を目指す。
<なんてことはない、ただの岩。ボートで横付けしてクライミングでもできたら楽しそうだが>
ハトの岩は、予想通り、ただの岩。なぜ、この岩がここまで有名な観光スポットになるのかは不明だが、多くの観光客がいるので、やはり有名な観光地なのだろう。
続いてベイルート市内に車を向ける。
<海岸沿いの街並みは、さすが「中東のパリ」>
<内戦の跡が痛々しい、ホリディ・イン>
<国立博物館>
市内観光を一通り終えたところで、早速、「レバノン国内唯一のクライミングジム」として紹介されている場所に行ってみる。
<レバノン国内唯一のクライミング・ジム(?)>
行ってみると、そこはバスケットボールコートの脇に併設された、ちっちゃな壁。
これがレバノン唯一の営業クライミング・ジム?、、、ヨルダンに駐在で、本当に良かった(笑)
登らずにジムを後にして、次の目的地、ビブロスへ。
<途中でガソリンを給油。リッターあたり80円位でヨルダンより安いです>
ちなみにレバノンでは、どこでもUSドルが使用可能。1USドルが1500レバノンポンドのレートで、ほぼ変動がないので、どこの店でも(今回、クライミングのためにかなりの山奥の店にも行きましたが、そこでも普通に)USドルを受け付けてくれて、おつりは普通にレバノンポンドで返してくれます。なんて便利な国。もちろんクレジットカードも至る所で使えます。そして、ヨルダン以上に普通に誰でも英語が通じるし。皆さん、もっとレバノンに観光に来ましょう(笑)。
海岸沿いの高速道路を使い、ジュニエを経由し、ビブロスへ。
<ユネスコ世界遺産にも登録されているビブロス遺跡>
今回は時間がなくなってしまったので、トリポリまで足を延ばすことなく、ビブロスを後に、一路、ザハレへ。
ザハレにはレバノンのNGOで働いているヨルダン人の友人が居るので、今夜は彼の所にお世話になる。
<無事、ザハレに着いて、レバノンビールで再会を祝して乾杯>