December 31, 2012

シーサイド/城が崎(その1)

 風が強いもののようやっと晴れ。

 アップでトム・ボーイ(10.d)MRP。何年か前に登った記憶がある。2ピン目をNPでとる必要はあるものの、シーサイドでは一番、アップに最適なルートだと思う。

 続いてホワイト・シャーク(11.c)RP。こちらも数年ぶりに登った。核心は出だしの小ハング。ライン取りを間違えると難しい。

 その後、今回の目標ルート、チリコンカーン(12.b)に3便出すもダメ。。。昨年1度取り付いて簡単にTOできたため、比較的簡単に落とせるかと思っていたが、下からつなげると核心のクロスムーブで左手がとれない。
 そもそも右手のガバが保持れてない。やはり足の怪我もあってここ2ヶ月間、ジムに行ってないため相当、保持力が落ちているようだ。

 3便出してもダメだったのであきらめようと思ったが、明日も泣きのもう1便を出すことにする。



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                       <チリコンカーン(12.b)>

 夜は北海道からの遠征組と大重丸で恒例の年越し宴会。


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今年も大変、お世話になりました~来年もよろしくお願いします!(^^)

  

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December 30, 2012

伊豆シャボテン公園/城が崎

 朝5時発で一路、城ヶ崎へ。既に雨が降り始めている。

 約1年ぶりの城ヶ崎。足の怪我のせいでここのところ登れない日が続いているが、どの程度登れるだろう?

 8時半到着。案の定、城ヶ崎も雨。。。仕方がないので北海道からの遠征クライマーズとともに伊豆シャボテン公園へ。


 そういえば城ヶ崎には何度も来ているが、この地で観光するのは初めてだ・


入園料1800円を払って園内へ。本園の目玉はカピバラの温泉入浴がちょうど始まるところだったので、さっそく見に行くと、すごい人、人、人。。。カピバラは良く見えなかったが、たくさんの人だけは見られた。


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 その他、いろんな動物を間近で見られたり、シャボテンに関するトリビアが得られたりで、1800円分は楽しめたような気がする。


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December 14, 2012

滞空型プラットフォームの有効性

無人機(UAV)より手軽に運用できる「滞空型プラットフォーム」の開発が進んでいる。飛翔体は有線で係留されるため制御不能による墜落の危険性が少なく、都市部で活用できるのが特徴。監視カメラを搭載することでPKO宿営地の周辺警備や沿岸の監視活動などに威力を発揮できそうだ。

 自立・遠隔制御で飛ぶUAVは、制御不能による墜落の危険性がある。そのため都市部や空港近くで運用することが難しい。自衛隊もイラクでの活動においてヘリコプター型のUAVを使用して上空からの情報収集を行っていたが、サマワ市街地の中での運用には制限を受けていた。

 その点、係留式対空型プラットフォームであれば危険性が少なく、長時間の監視任務等にはうってつけだ。

 開発は現在の所、イスラエルが先行しているようだ。IAI社が「ETOP」、スカイサピエンス社が「ホバーマスト」システムを完成させている。コンテナに収納された飛翔体が複数のプロペラを制御しながら電線を兼ねたワイヤーを引いて上昇、所要の高度に滞空し、各種センサーで周囲の偵察を行う。

 重要防護施設やPKO宿営地に配備すれば警備強化が期待できる。また車両に搭載すれば前線の偵察に、掃海艇に載せれば不審船の警戒・監視にも使えるだろう。

  
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December 05, 2012

ベトナム社会主義共和国(その3)

 午前中はベトナム側との会議。

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                   <会議はベトナム迎賓館で行われた>


 午後からは軍事歴史博物館を見学。

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                 <軍事歴史博物館>

 今回の旅での一番楽しみにしていた軍事歴史博物館。ベトナム戦争当時のベトコンの武器やゲリラ戦法が詳細な解説付きで展示されている。

 ベトナム戦争は1954年、旧宗主国であるフランスがインドシナから撤退したため、ベトナムが南北に分断されたことから起きた悲劇である。この戦争は南・北ベトナムのほか、アメリカ、ソ連、中国といった大国の思惑や、カンボジアやラオスといった隣国との紛争も絡み、戦争は泥沼化した。

 15年以上にわたる戦争で民間人を含め100万人以上が死亡、南ベトナムを支援したアメリカ軍も約6万人が死亡したという。


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           <撃墜された米軍機がモニュメントとして飾られている>


 「巨象(米軍)」と「アリ(ベトコン)」の戦いと言われたベトナム戦争は、結果として「アリ」であったベトナム軍が「巨象」を倒した歴史的な戦いである。ベトコンが採用した戦法や戦術は現代戦においても、十分に応用する価値があるだろう。




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         <ゲリラ戦で使われたトラップ兵器の数々を詳細に展示>



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          <一般観光客はベトナム軍将校による解説が受けられる>


 ベトナムは社会主義共和国でありながら1986年以降、ドイモイ(刷新)といわれる経済改革(いわゆる中国のような市場経済の導入)をおこし、共産党政権のもとで、市場経済や外国資本導入などを取り入れながら、社会主義にとらわれない開放的な経済を展開している。

 


 したがって、町の雰囲気は資本主義の国と変わらない。

 



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  <町での移動は「バイセク」と呼ばれるバイクタクシーが早い。かなりおっかないが。。>

 



 社会主義国でありながら資本主義の側面を持つベトナム。中国の「弟」としばしば揶揄されるベトナムであるが、それだけに中国に対する感情には複雑なものがある。


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       <ベトナム国旗。共産主義国家特有の「赤い星」が描かれる。>




 そんなベトナムと、「戦略的連携」を深めることの重要性を再確認した旅だった。

  
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December 04, 2012

ベトナム社会主義共和国(その2)

 朝一で、とりあえず5千円をベトナム・ドンに両替。ホテルなのでレートは悪いが12万ドンほどになる。

 今日もどんよりした曇り。

 ホテルのフロント係が青いアオザイを着ている。アオザイは中国の人民服のような詰襟に脇腹までスリットの入ったスカート。かなり大胆なスリットだが、その下にはしっかりとズボンを履いている。それでも、歩くたびに脇腹がチラチラ見えるのが妙に色っぽい。

 今日は朝からベトナム独立の父・ホーチミン関係の施設を見学に行くことにする。

 朝一で訪れたホーチミン廟はベトナム人民解放軍の衛兵に守られた荘厳な雰囲気。まるで蝋人形のようなホーチミンのミイラをぞろぞろと行列を作りながら見る。北朝鮮(金正日)や中国(毛沢東)などの共産主義国のいわゆる「革命者」は、死後もこのようにミイラ化され展示されている例が多いが、独裁者、いわゆる「英雄」というのは、どこの国でも自己顕示欲が強いことが伺える。

 その後、併設されているホーチミン博物館へ。


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                   <青いアオザイ:写真はハノイ市内の洋服店で>


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                  <ベトナム陸軍が警護するホーチミン廟>







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              <ホーチミン博物館、ベトナム共産党のプロパガンダが満載だ>



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                     <ベトナム独立の父、ホーチミン>


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         <ホーチミン博物館は、ベトナム陸軍将校の精神教育のための施設ともなっている>



 昼食はローカル店でベトナム名物、フォーを食す。僕がベトナム料理で最も好きなのがフォー。日本のそうめんやそばに近い食感と、コクのあるスープ、それに鶏肉が絶妙のハーモニーをかもし出しているのが、日本のそばに通ずるものがある。


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 午後からはシンクタンクの所長との意見交換。久しぶりに英語でのディスカッションに何度か聞き取りとノートテイキングが追いつかなくて思考停止に陥る。。。英語能力も鍛えなおさなくては(汗)


 その後、ホアンキエム湖周辺の観光地をブラブラして、現地日本人の皆さんと「やんちゃ」という居酒屋で宴会。「やんちゃ」は日本の居酒屋風飲み屋。まるで日本に居るみたいだ。。


 本日も盛り上がり過ぎた宴会の疲れで、ホテルに帰るなり就寝。。。  
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December 03, 2012

ベトナム社会主義共和国(その1)

 成田エクスプレス(6時43分池袋発)で成田へ。新宿、渋谷、東京を経由し8時10分成田着。初めて成田エキスプレスを使った。片道3千円(事前購入なら2千4百円)と少々高いが、快適な電車の旅。シート幅も広く、リクライニングしてもゆったりと座れるのが良い。



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                <成田エキスプレス車内>

 成田空港で同行者と合流。ベトナム航空で一路ベトナムへ。職場が変わってから初の海外出張。楽しみだ。

 ベトナム航空、初めて使用したが、ベトナム人の体格に合わせて作られているのか座席感覚が妙に狭い。。。前席の人にリクライニングされるとほとんどスペースがなくなり結構きつかった。

 早起きした影響からか、離陸早々、うたた寝。。。すると、フライトアテンダントが突然、トレイを持って現れた。
「お茶、どうですか?」コップを見ると土茶色の液体が入っている。

「これは何茶ですか?」「。。。。」困ったような顔をしている。そして、「ウーロン茶?」…???、あんたが俺に聞くなっちゅうの。ベトナム人は面白い。ほがらかな国民性なのだろうか。

 直行便を使い約6時間でベトナムの首都ハノイ市に到着。タラップを降り、ターミナルを横切るバスへ乗り移る。CIQへ。

 日本との時差は約2時間。到着時は曇天で今にも雨が降り出しそうな天気。ベトナム北部はこの時期、終始このような天気が続くらしい。
(結局、滞在間終始曇天時々雨)





 空港から迎えの車に乗って一路、市内へと向かう。道路はでこぼこで走りづらそう。ネパールを思い出す。

 交通状況は「混沌」の二文字。信号もないため、道路を横断する際には、押し寄せる車とバイクの切れ目をぬって道路を走り抜ける必要がある。危ないったらありゃしない。徒歩で道路を横断する方法は極めてシンプル。車列が切れるタイミングを見て飛び出す。自分の存在を最大限アピールして車やバイクが自発的にスピードを落とすか、避けてくれるのを促す。




 ベトナムの総人口は約8000万人で、ハノイ市は約640万人。道路は経済発展中の東南アジア諸国の例にもれず、この国にもバイクがあふれている。

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             <この時期のベトナムはいつも曇天>

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         <凄まじいバイクの数。走っているバイクの多くはホンダ製>


 道路が渋滞しているとなると歩道を走るバイクがいるため、危険で歩道でもおちおち歩いてられないのは、本当にネパールそっくりだ。

 国土を荒廃させたベトナム戦争の終結から既に40年近くがたち、市内は建築中の高層ビルが所々目に付く一方、古風な建物に小さな店舗がひしめき合う一角も残っている。

 宿泊はニッコーホテル・ハノイ。






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 夜はニッコーホテル近くのレストラン「ニャーハンゴン」で「ミエン・ガー(鶏肉入り春雨スープ)」「チャーゾー(揚げ春巻)」「バイン・セオ(ベトナム風お好み焼き)」を食す。

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                <ニャー・ハン・ゴン>


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       <ハノイ・ビール:ベトナムではビールに氷(!)を入れるのが一般的>


 一番のお気に入りは「バイン・セオ」だった。パリッと焼けた外皮の中に、エビ、豚肉、もやしがたっぷり入っている。ライス・シートで包んで食べる。

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 飲み過ぎと旅の疲れから、ホテルに帰って早々に就寝。

  
Posted by straysoldier at 23:29Comments(0)TrackBack(0) Business Trip