September 17, 2016

スーパー赤蜘蛛(5.11c)/甲斐駒ケ岳

 今週末は、アルパイン復帰第4弾。いよいよスーパー赤蜘蛛にトライ。


 「長く、遠い壁」として有名な甲斐駒ケ岳・赤石沢奥壁。
 甲斐駒ヶ岳が鎮座する南アルプスは、北アルプスと比べると、アルペン的な雰囲気には欠ける。

 しかし、赤石沢奥壁の摂理の発達した巨大な花崗岩壁は、アルパインの対象として実に魅力的だという。
 そのAフランケにスーパー赤蜘蛛はある。


 クラック・クライミングを始めた頃から憧れの対象だった、スーパー赤蜘蛛。

 当時は、クラック・クライミングの技術、それに黒戸尾根を登りきる体力を含め、このルートをフリーで挑戦できる日が訪れるなど、夢想だにしなかった。

 しかし、クラック・クライミングの経験を重ねた今なら、(フリーで登れるかどうかわからないが)少なくとも挑戦する資格はあるだろう。


 今年は、梅雨明けからずっと天気が悪く、これまで、7月と8月の週末に2度計画するも断念。
 そして、この3連休も残念ながら2日目から完全に雨予報だ。2日と好天が続かない、今年のような天気では、もう、あきらめるしかないのか。

 しかし、逆転の発想をするならば、1DAYでスーパー赤蜘蛛を登ってしまえば良いのだ。体力的にはきついだろうが、キツいからこそ、チャレンジのしがいもある。


 しかし、1DAYでスーパー赤蜘蛛を登るためには、黒戸尾根の登攀(通常6~7時間)を考えると、暗いうちから歩き始めることが必須だ。

 僕は、黒戸尾根どころか、甲斐駒にすら1度ものぼったことがない。
 全く未知の山(登山道・ルートまでのアプローチを含めて、すべて未知)を暗いうちから歩き始めるのは、色々な意味で不安がある。
 しかし、何とかするしかない。今年を逃せば、来年からの海外赴任を考えると、少なくともあと3年はトライすることができない。
 そんな気持ちで、スーパー赤蜘蛛への1DAYトライを決めた。


 仕事が終わった、18日夜、都内でIさんをピックアップ。そのまま中央道に乗り、一路、甲斐駒・黒戸尾根の登山口となる竹宇駒ヶ岳神社へ。

0200 竹宇駒ヶ岳神社着


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 今回も仮眠をとらずにそのまま歩き始める。


0210 竹宇駒ヶ岳神社駐車場発
 駐車場から歩き始めると、深夜2時にも関わらず、いやに周りが明るいことに気付く。
 なんと偶然にも、今日は満月。そして9月ということは、まさに中秋の名月。
 中秋の名月を眺めながら、初めての黒戸尾根を登ることができるなんて、なんてラッキーなんだろう。


 黒戸尾根はダラダラとした登りが続く長い尾根。途中、鎖が設置された刃渡りや、梯子の設置された急登を登りながら高度を稼ぐ。


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                      <「刃渡り」も、真っ暗な中での登攀>

 周囲が暗く、初めての場所だけに、自分が黒戸尾根全体の一体どの辺を歩いているのかわからず、不安になる。
 それでもかなりのスピードで尾根の登攀を進める。


0500
 登山道がいったん下りになり、しばらく歩くと、山と山の間にあるコルのようなところに出る。
 そのあたりで周囲も徐々に明るくなってきたので、初めての休憩。
 パラパラと雨のようなものが降ってきたので、少し不安になるが、幸いなことにすぐにやんでくれた。


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           <うっすらと空が白くなってきた。暗闇に浮かび上がるのが、甲斐駒か?>


 朝食を食べて、しばし、ゆっくりする。さすがに、かなり眠い。。

 それでも眠気を振り切って、歩き始める。加速度的に周囲が明るくなっていく。


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               <登山道沿いには数多くの祠が設置されてます>


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             <モルゲンロートに浮かび上がる富士山。登山道沿いからの絶景をしばし堪能>



0540 7丈小屋


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 なかなかのスピードで登ってきたためたか、3時間と少しで7丈小屋に到着。
 意外にこじんまりとした7丈小屋。7丈小屋の先には、素泊まり用の小屋や、見晴らしの良いキャンプサイトもあり、なかなか快適そうだ。


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             <キャンプサイトからは雲海に登る朝日を眺めることができる。 本当に絶景です。>



0630 8号目岩小屋
 結局、4時間強で8号目の岩小屋に到着。8号目の岩小屋は、8号目の鳥居から少し進んだ左側の岩棚の下にある。


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               <8合目の鳥居。鳥居「跡」と言った方が良いかも。>


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                           <8合目岩小屋>

 登山道から見えないため、なかなかわかりづらい。
 到着後、あまりにも眠いので、1時間ほど眠る。。。


0730 アプローチ開始
 当初、日本マルチピッチルート図集の図に沿ってアプローチを始めるも、のっけから踏み後らしきものがなくなり、ガレ場の下降になる。

 どうもアプローチ、違うんじゃない?って感じでしばし迷う。

 2時間強、ガレ沢を彷徨ったあげく、このアプローチは絶対違う、という結論にいたり、大胆なトラバース~ヤブ漕ぎを敢行して、黒戸尾根に戻り、登山道を経て岩小屋に戻る。


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                   <すさまじい藪漕ぎトラバースを敢行>

0940 8合目岩小屋


 すでにアプローチ開始から2時間を経過しているのに、振り出しに戻った形になり、スーパー赤蜘蛛を1DAYでやろうとしているだけに、さすがに焦る。
 そして、無駄な体力を消耗したせいか、精神的にも体力的にも疲労感が募る。



 しかしここであきらめてはダメだ。あきらめなければ何とかなる。


 岩小屋で、改めて、今度は「日本の岩場(下)」を確認してみる。そうすると、岩小屋からのアプローチの記載が違う!
 日本マルチピッチルート図集の概念図では、岩小屋から当初、左よりに下っていくような図になっているが、実際は全く逆で、右寄りに不明瞭な踏み後をたどり、そのあとはほぼ直角に下るテープ沿いにアプローチしていくのが正解のようだ。


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          <正規のアプローチ沿いには、適当な間隔で赤テープが張られてます。>


 出だしさえ間違わなければ、後は簡単。途中、多くのフィックスが張られているので、間違えようがない。
   

1100
 ついにAフランケ取り付きに到着。Aフランケを見上げる。


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                        <赤石沢奥壁・Aフランケ>


 巨大な恐竜カンテの側壁に見事に切れ込むクラック(スーパークラック)を、下のコルからフリーでつなげて登るのがスーパー赤蜘蛛だ。


1110 登攀開始


1P目(5.11b) 私リード OS 



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                 <スーパー赤蜘蛛1P目。いきなりのハングから始まる。>

 いつも濡れていることが多い、というこのピッチ。
 連日の雨で案の定、濡れている。
 が、なんとか登れそうだ。


 取り付きは、人工ラインの2mほど右のRCCボルトにクリップして登攀開始。

 出だしのハングはガバフレークがあるので意外に簡単に乗り越せる。
 核心は、ハングを乗り越してから。
 カンテから左上気味に左のフェースに出ていき、左のハンドクラックに入るまでが、バランシーで、かなり悪い。
  
 1P目ということで、身体がクライミングモードに入っておらず、ムーブを見つけるのに時間がかかってしまったが、何とかOS。



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                      <1P目をフォローするIさん>


2P目(5.8) Iさんリード OS

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                        <2P目をOSするIさん>

 簡単なクラック沿いに登る


3P目(5.10b) 私リード OS


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                 <3P目、草付きが生えたクラック沿いに登る>

 出だしから細いクラック沿いにフェースを登る。

 一見、草付きが多く、登れないように見えるが、所々、土が掘り起こされており、指が入るスペースがある。


 土を掘り出したクラックの中が、連日の雨で湿っているだけに、10bにしては結構悪い。
 足を張るステミングが効果的。

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                    <3P目をフォローするIさん>

 V字ハング下でピッチを切る。


4P目(5.8) Iさんリード OS


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                      <4P目、V字ハング>

 V字ハングを越えて、大テラスまで。これも5.8とは思えない悪さ。


5P目(5.7) 私リード OS
 凹角になっているフェースを越えて、恐竜カンテ下まで。


6P目(5.11c) Iさんリード


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                        <6P目、いよいよ恐竜カンテの登攀>


 クラック下部は順調にこなし、クロスラインから左のクラックに入る。クラックが細くなったところでフォール。

 フォローでザックをしょって登ったが、例えザックをしょってなかったとしても、全然オンサイトできる気がしない。


 特に最後の5Mほどはフェースのスタンスが極端に乏しくなって、かなり難しい。

 パワーと持久力が必要と感じた。全くの力不足。先週、S氏がこれをフリーソロで登ったと言うが、凄いとしか言いようがない。


7P目(5.11b) 私リード

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                    <7P目のスーパークラック>

 ハンドがバチ効きだが、とにかく同じサイズ(キャメの2番くらい)のカムが必要。適正な間隔でとっていったら黄色キャメが4つくらい必要?
 下のカムをずらしながら、ランナウトして登っていくも、結局、途中で力つきてオンサイトできず。

 これは頑張ってオンサイトしたかった。しかし、オンサイトするには物心両面の準備が必要だろう。まだまだ精神力が足りなかった。


8P目(5.10cd) Iさんリード

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 なかなか悪いフェースを越えて樹林帯へ。
 最後はヤブ漕ぎでAフランケの頭へ出る。ヤブ漕ぎがかなりうっとおしい。


1700 Aフランケの頭の岩小屋に出て登攀終了


1800 8合目の岩小屋
 ギリギリで、なんとか明るいうちに岩小屋に戻ってくることができた。取り急ぎ、下山を急ぐ。


 暗い中での下山、特に黒戸尾根のような長い尾根の暗い中での下山は、時々、自分がどこにいるかがわからなくなるため、精神的にかなりキツい。
 結局、明るいうちに一度も黒戸尾根を登ってないので、自分がどの辺を歩いているかが全くわからない。それがさらにキツさを倍増する。

2100 竹宇駒ヶ岳神社着
 かなりキツかったが、なんとか1DAYでスーパー赤蜘蛛の登攀を終えることができた。


 さすがに初めてのエリアで初めてのルートを1DAY・オンサイトトライするのは、体力的にもかなりハードだということがわかった。

 そして、フィンガークラックをオンサイトするには、まだまだ技術的に力不足だというのもわかった。

 もっとトレーニングを重ねる必要がある。


 Iさん、今回はお付き合い頂き、ありがとうございました!(^^)

  
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September 07, 2016

チンネ左稜線(2日目)/剣岳/富山

 8日0500起床

 三の窓に差し込む朝日とともに起床。


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 台風が日本列島を連続通過中だが、幸いなことに、なんとか今日も午前中なら天気は持ちそう。Sさんもたっぷりの水を飲み、大分、回復したようだ。

 いよいよチンネへのアプローチ開始。

 チンネ末端取りつきに至るまでの三の窓雪渓には多少雪渓が残っている。が、近づいてよく見てみると、ところどころシュルンドが開いているので、アイゼンなしでアプローチできた。


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           <アプローチには雪渓が残っていたが、シュルンドを通過して、アイゼンは不要。>


 0700登攀開始 

 1P目4級 私リード


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                     <チンネ左稜線、1P目>

 人気ルートなので残置が豊富にあると思われた1P目。全く残置が見あたらない。ここで良いのかと不安に思いつつ、登攀開始。凹角にあるクラック沿いに20mほど登ると、終了点を発見。ホッとする。キャメ1番×1使用。



 2P目4級 私リード


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                     <チンネ左稜線、2P目>


 ルンゼは昨日までの雨の影響からか、ビショ濡れ。ルンゼを避け、右のフェースにラインを取る。残置は皆無で、なかなかシビアなクライミングを強いられる。おそらく、正規のラインとは違うところを登っているのだろう。トポ上は4級となっているが、あきらかに5.10グレードがつくクライミングだ。


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                       <2P目をフォローするSさん>

 キャメ0.75,0.5を使用し、ルンゼが終わるハングの真下でピッチを切る。

 全てのピッチを含め、このピッチが一番難しかった。

 チンネは下部岩壁で良く事故が起きるとは聞いていたが、残置の乏しさやルートファインディングの難しさもあるのだろう。確かに事故が起きても不思議ではない。


 3P目4級 私リード


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 ハングを右から回り込むようにして、ヤブ地帯を突破し、フェースに出る。延ばせるところまでロープを延ばし、フェースの途中で支点をつくってビレイ。


 4P目4級 私リード

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 フェースを残置に導かれて登る。このピッチも簡単なので、ロープをめいっぱい延ばし、一気にリッジまで。このピッチあたりから残置が豊富に見られるようになる。

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 5P目3級 私リード

 ピナクルの林立する鋸波状の稜線を歩く。T5へ。


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 6P目5級 私リード

 左稜線の核心となる「チンネの鼻」。一見、難しそうに見えるが、よく見ると傾斜もなく、ホールド・スタンスとも豊富。


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                           <「チンネの鼻」>


 そしてちょうど、日差しも出てきて、硬い花崗岩とさわやかな青空の下、快適なフェースクライミング。これぞ剣、これぞアルパインという気分を満喫。


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                     <チンネの鼻をフォローするSさん>


 7P目4級 私リード


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 凹角~リッジを登る。6ピッチ目と同じく残置も豊富。

 8P目3級、9P目3級 私リード

 フェースからリッジを歩きを交えつつ登る。


1200 登攀終了
 全ピッチ、オールリード、オールOSで完登。

 チンネの頭へ。


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                          <ついにチンネの頭に!>


 ついに、クライミングを始めた頃から登りたいと思っていた、チンネを完登することができた。改めてチンネの頭から剣岳周辺の岩場を見渡す。


 天に向かってそそり立つ尖塔や、登攀者のみが見ることを許される広大なカール地形が織りなす雄大な景色。

 「岩と雪の王国」という形容がまさにぴったりだ。

 そして、チンネ左稜線、核心は6(トポ上は9)P目の「チンネの鼻(5級)」と一般的には思われているが、チンネの鼻には、残置ハーケンがたくさんあることもあり、簡単。

 むしろ、下部の2P目の方が、ライン取りや、自分でプロを取らなくてはならないといった観点で難しいだろう。また、下部のピッチでは残置が少ないこともあり、ハンドサイズのカムを持って行った方が良い。


 そして下降。懸垂下降しようと思ったら、、、、なんと歩いて降りられるではないか!


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                          <歩いて池の谷ガリーへ>


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           <写真ではロープを持っていった手前、一応、懸垂してますが、歩いても降りられます。>


  「日本の岩場(下:新版)」によると、チンネの頭からの下降は、池の谷ガリーの方向に懸垂下降が必要と書いてあるが、(ガレ場ではあるものの)実際は、歩いて降りられる。したがって、チンネの登攀には50m以上のシングルロープ1本あれば十分。ダブルロープ2本持っていきましたが、もっと軽量化できたことになる。


 1300 三の窓テン場
  テントを撤収して、取り急ぎ、下山を目指す


 1500 剣頂上

 ついに雨がポツポツと降り始める。時折、激しい雨が振り付け、馬場島に着く頃にはずぶ濡れになっていた。チンネを登れたのは、本当にラッキーだった。

 2000 馬場島駐車場着

 通常、チンネは2泊3日程度かけるらしいが、今回は1泊2日で抜けることができた。

 結局、共同装備は私が全て背負っての登攀だっただけに、ロープを1本にする等、もっと軽量化すればさらに
 早く行動することもできただろう。足がそろったパーティならチンネをワンデイで終えることも可能ではないだろうか。

 剣岳、この山には、アルパインクライミングの魅力が全て詰まっている。まさに日本を代表する秀峰。

 そして、改めて、アルパインの魅力を体感させてくれてありがとう。


 Sさん、今回はかなりキツい山行になってしまったと思いますが、お付き合い頂き、ありがとうございました!!!(^^)(^^)(^^)


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          <帰路、「満天の湯・富山店」で入浴(700円)。午前2時までやっていて食事もできる。>

  
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September 06, 2016

チンネ左稜線(1日目)/剣岳/富山

 今週はアルパイン復帰第3弾。

 平日の休みを利用して、北アルプス・剣岳へ。狙いは、チンネ左稜線。


 アルパイン・クライミングを、アルプス等の高い高度での登攀、ととらえると、国内でそれに最もふさわしい高峰は、剣岳と言えるだろう。
 夏になっても、豊富に残雪や雪渓が残り、登る者に、フリークライミング以外の技術・判断力を要求する。そして、技術・判断力以外にも、登攀者に常にアップダウンを強いる、鋸歯状の稜線や、取り付くまでに必要な長時間のアプローチ等、並大抵ではない体力を要する。

 いわゆる「フリークライマー」には取り付くことさえ許さないのが、剣岳でのアルパインクライミングだ。


 もはやフリークライミング(トラッドを含む)ではそれなりのグレードが登れるようになっているので、剣岳でのアルパインクライミング、技術的にはさほど難しいものではないだろう。
 それでもなお、アルパインでのクライミングは、それ以外の困難性・不確定性が高く、登攀できるかどうかの確立が低い。
 今の自分の、本当の意味での「実力」を試せる、最も良い舞台となるだろう。

 アルパイン復帰への最もふさわしい舞台となる剣岳に対するそんな思いを胸に、台風10号と12号の襲来の間隙をぬって、富山へと車を走らせた。



7日2430 東京発
  今回のパートナーはSさん。Sさんを練馬高野台駅で拾って一路、関越道へ。
  Sさんは、クライミングを始めてまだ3ヶ月余り。剣岳を登るのも初めてなら、本ちゃんクライミングも初めて、という初めてづくしのパートナーだが、経験を若さと体力で補ってもらうことを期待。


8日0530 富山着


 0610 馬場島発


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               <馬場島山荘前の公共駐車場、平日なのに結構な車>


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                      <早月尾根への登山口>


 東京からの出発が遅かったため、結局、到着後の仮眠をとることもなく、そのまま出発。

 学生時代以来、約20年ぶりに着た馬場島。懐かしい風景だ。日本列島を通過している台風の影響からか、高曇りして、湿気は高いものの、今日は何とか天気は持ちそうだ。


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            <登山道は昨日までの雨の影響からか、ぬかるみが多かった>


 0930 早月山荘着

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                <時折、晴れ間を見せる早月尾根の登攀。この時期は小さい蚊やアブがうるさい。>


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                   <時折、急登の岩場が現れるが、FIXや鎖が必ず整備されている>


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          <早月尾根では、手で触れられるくらいに雷鳥が近づいてきて、登山者を応援してくれる。>



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              <この辺までくれば、剣岳山頂はもうすぐ。いくつかのダミーピークがあるので注意>


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            <山頂に近づくにつれ、雲の上に出るので、天気は良くなってくる。>



 1300 剣岳頂上


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 最小限の休憩で歩き続け、予定より2時間遅れで山頂に到着。さすがに本チャン初めてのSさんは、相当バテている。

 山頂には大阪から来たという山ガール3人組のみ。さすがに平日は人が少ない。


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              <剣岳山頂から三の窓方面を望む。稜線上の切れ込んだ「窓」が「三の窓」。ここからは整備された登山道はない。>


 予定では本日中にチンネを登攀する予定だが、Sさんの様子を見ていると、さすがに少し厳しそうだ。

 Sさんを励ましつつ、三の窓へと急ぐ。

 1500 池の谷乗越

 剣山頂から池の谷乗越までの稜線歩きは3~4級程度のクライムアップ&ダウンとガレ場の下降の連続。


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                     <源次郎の頭への登り。3級~4級程度>


 微妙なへつり等をノーロープで行動せざるを得ないので、こういった岩場を迅速に行動できるルートファインディング能力、そして技術・体力がないとかなり時間がかかってしまう。

 通常なら1時間程度の池の谷乗越まで、バテバテのSさんを励ましつつ登ったため、2時間かかる。これでは今日中の登攀は無理だ。

 本日中のチンネ登攀をあきらめ、本日は三の窓までとする。


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                 <長次郎谷の状況。雪渓はほとんどない。>


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                 <絶景の稜線歩き。これがアルパインの魅力。>




 1700 三の窓


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                    <三の窓。池の谷ガリーにも雪は全くない。>



 今期は既に長次郎、池の谷ともに山頂付近には雪渓がない。そして、池の谷ガリーは予想以上の結構なガレ場。ガリーの下降は慎重に足を進める。
 バテバテのSさんはガレ場の下降が危なそうなので、Sさんの荷物を担いであげて、二人分の荷物を背負う。

 ただのガレ場歩きながら、池の谷乗越から2時間かかってようやく三の窓に到着。300Mくらいしかないんだが。


 足がそろったパーティなら剣山頂から三の窓まで2時間程度だろう。



 三の窓、着いてみると、いくつか整地されたテン場がある。計10張程度は張れそうだ。当然、我々しかパーティは居ないので、特等席にテントを張る。


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 そして、ここで重大事件が発生。

 なんとSさん、水がもうないという。2日間の山行なのに、計2リッターしか水を持ってこなかったとは、さすがに想定外だ。そして、それを、本日1日で全部飲んでしまうとは。。


 私は下から2.5Lあげていたので、あと水は1.5Lはある。とはいえ、明日の下山まで、朝・夕食を含め二人で1.5Lじゃ、さすがに厳しい。Sさんはバテバテで、もはや水なしでは一歩も動けそうもない。

 う~ん、どうしよう、もはや明日の朝一で下山するしかないか?と悩んでいると、、、どこかからか、水の滴る音が。

 なんと、小窓の王岸壁下部から水が染み出している!なんという幸運。


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                  <小窓の王岸壁下部をよく見てみると・・・>


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                        <水が染み出している!>


 急いで、水筒を持っていき、染み出しから水を取る。こういう行為をしていると、若い時に経験したレンジャー訓練を思い出す。



 時間をかけて辛抱強く水を集めた結果、トータル4Lという豊富な水をゲット。急いでSさんの口に含ませる。
 これで明日の登攀まで含め、十分すぎるくらいの水をゲット。

 Sさんの士気もだいぶ上がったようだ。

 夜は豊富な水でSさんと明日の登攀成功を祈って乾杯。


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                 <三の窓から見える、チンネ全景。明日の登攀に期待。>

  
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September 03, 2016

Mr.スランプ(5.11c)/矢立岩1峰/瑞垣

 今週末も台風(12号)が近づいて来ているため、外岩は厳しそう。。。

 それでも、とにかく外岩で登りたいっ!ていう誘惑に負けて、とりあえず瑞垣の植樹祭駐車場に行ってみることに。

 瑞垣に着いてみると、なんと、乾いている!今日は登れそうだ!


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                       <久々に乾いている瑞垣を見ました>


 予報を見ると、夕方から確実に雨っぽいけど。


 ってことで、取り急ぎ、準備をして、ワイド・クラックを求めて、不動沢へ。

 今日は前々から行ってみたいと思っていた、矢立岩に行ってみることにする。狙いは前傾ワイドの「Mr.スランプ(5.11c)」。
 清水氏のワイド系の課題の中では最難グレードのルート。
 数々のワイドの名作を作った清水氏が、唯一、ワイドクラックに5.11台をグレーディングしたルートだ。
 非常に奮闘的かつテクニカルであるという。
 完登できるかどうかすら怪しいが、とりあえずワイドの5.11a(摩天楼)は登っているし、チャレンジする資格くらいはあるだろう。


 というわけで、最初の核心は、矢立岩までのアプローチ。
 初めて行く矢立岩。トポを見ると、なんだかわかりづらそうだ。


 不動沢の駐車場から30分ほど歩き、シシクイ坂を登り切ったところから、右に沢沿いに入り、トポのとおり、「奇跡の岩」を右手に見ながら、ガレ沢をつめる。


 しかし、トポにある写真で見られるような場所が全くでてこない。。。とりあえず、ケルンと勘を頼りに沢をつめ、藪漕ぎまでして、岩峰らしきものを見つける。

 そのまま、必死に4級くらいのクライミングをして、岩峰のテラスへ。

 しかし・・・どうも違う。矢立岩らしいクラックがどこにもない。



 矢立岩、一般方向としては、弁天岩の方向だと思うので、少し右に振り過ぎたようだ。といわけで、その岩峰を左側に回り込み、少し下る。

 すると広々とした場所に出て、上の方に新たに岩峰が見える。
 そしてその岩峰に向けて沢をつめると、、、矢立岩1峰っぽいところに出た!
 瑞垣トポとは全く違うアプローチで、辛くも、矢立岩西面らしきところに出ることができた(トポ通りに歩けば、北面にでるらしい)。


 西面から踏み跡を回り込んで北面に来てみると、Mr.スランプの1P目らしきチムニーを発見。
 しかし、取りつきらしきところからは、Mr.スランプのワイドクラックが確認できない。


 ただ、トポには取りつきからはMr.スランプは見えないと書いてあるので、とりあえず、1P目らしきチムニーを登ってみることにする。


 1P目(5.7) 私リード OS

 出だしが4級くらいのチムニーなので、当初、アプローチシューズで登り始めるが、途中からやらしいチムニーに変わる。というわけで、途中でフラットソールに履き替え、チムニー登りでテラスまで。。。すると、



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                   <前傾ワイドの傑作、「Mr.スランプ(5.11c)」>


 出た!、これぞ、Mr.スランプ! しかし、こんなとこにあるのに、良く見つけたな。。。

 思っていたよりも、意外にスケールはないものの、確かに、傾斜がかなり強いワイドクラックだ。

 なんか、福島で登った「カニクラック」にも似ている(傾斜は、はるかに強いけど)。

 ふ~、とりあえず、何とか見つけられて良かった。



 だんだん、天気が悪くなって周りがガスってきたので、早速、Mr.トランプにOSトライ開始。(OSトライしたい人は、以下、読まないでください)



2P目(5.11c) 私リード


 OSトライ。

 出だしは6番がスカスカな感じで何とか決まる(たぶん、落ちたら外れますが)。1ムーブ起こせば、クラックが少し狭まるので、そこに5番をセットできる。

 そのあとは若干、ムーブが悪いものの、強引に2mほどをレイバックで解決。4番が決まるところまで進めば、フィストがばっちり決まるところがある。

 そこから伸びあがって、クラックの狭まったところに5番をセット。左側フェースにあるスタンスを拾いつつ、身体を2mほど上げ、6番を決める。もはや、ここから先はクラックが広がる一方なのでプロテクションは取れない。最後までランナウトあるのみだ。

 ワイド登りの苦しい態勢で身体を上げ、横に走るダイクを取ったらこっちのもの。あとは身体をクラックから出し、レイバックに態勢を切り替えて、岩頭の先端まで2mほどを行くだけだ。
 
 なんかここまで結構簡単にこれてしまったので、頭を「OSできちゃうんじゃない?」という邪まな考えがよぎる。


 でも、そうは甘くない。最後の岩頭までのレイバック、カンテが超甘いスローパーでかなりきつい。

 うんうん、うなりながら気合で頑張る。


 そして、岩頭へ最後の一手を出すところで、、無念のフォール。。。う~ん、なんて惜しい。もう少しでOSできたのに。最後で精神面での甘さが出てしまいました(^^;)


 というわけで、2便目で難なくRP。

 ワイドのグレード更新! あぁ、それにしてもOSしておきたかった(涙)

 それでも、昔はワイドでは10aも満足に登れなかったのに、今では11台でも十分に戦えるようになっている。
 成長したなぁ。良かった、良かった。


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                  <RPしたら、奇跡的に天気が好転。Mr.スランプ終了点より弁天岩を望む。>


 時間がだいぶ余ったので、矢立岩の他のルートを見学&トライ。


 まずは、「ルート名不明(5.9)」矢立岩1峰南面をFL。


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                      <矢立岩1峰南面「ルート名不明(5.9)」>


 矢立岩1峰南面のコーナークラックにあるこのルート、トポ上は5.9になってますが、30mと長さもある分、結構、悪い。Mr.スランプをやる前のアップとして良いかも。むしろ、こっちから先に登るべし。
 ルート名がついてないルートですが、もっとアプローチが良いところにあれば、三ツ星がつきそうなくらい、良いルートだと思う。不遇のルートですね。


「アナコンダ(5.11c)」矢立岩3峰西面


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                      <矢立岩3峰西面「アナコンダ(5.11c)」>


 矢立岩3峰西面にある、きわめて特徴的なルーフチムニ。そこを登るのが「アナコンダ」。

 トライしたかったけど、トポによると、このルートは終了点がなく、一度、他のマルチピッチルートを登って、頂上から懸垂用のロープを垂らしておかないと降りれないらしい。さすがに今からでは時間が足りないってことで、パス。

 今度、矢立岩に来ることが来ることがあれば、ぜひトライしてみたい。


 まだ、時間的にはだいぶ早かったけど、帰りはのんびりと、アプローチ道を確認しながら下山。


 ちなみに判明した矢立岩へのアプローチ、「奇跡の岩」のすぐ左隣にあるガレ沢をつめるのではなく、その左にある尾根状になっているところをいったん10分ほど登り、その上で右に見えてくるガレ沢をつめるのが正解(変なところ(奇跡の岩周辺)に、人を惑わすようなケルンが積んであるので注意)。


 Iさん、本日はお付き合いいただき、ありがとうございました!(^^)




  
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August 20, 2016

甲府幕岩/山梨

 今週末は、ワイドクラックを求めて瑞垣へ。

 しかし、朝、瑞垣へ着いてみると、空はドンヨリ、岩は濡れ濡れ・・・台風が近づいてきているため、その影響か・・・


 それでもあきらめきれず、不動沢駐車場から摩天岩目指して歩き始める。


 が、途中から雨が降ってきて、さすがにあきらめ途中で引き返す。

 なんか、今年の瑞垣、ほんと雨が多いです。残念。。。(T_T)5月以来、瑞垣では、まともに登れてないなぁ。


 仕方がないので、小川山へ転戦するも、やっぱり、小川山も雨。



 ってことで、最後の望みをかけて、上部が森林に覆われているため雨に強い、甲府幕岩へと向かう。


 甲府幕に着いてみると、相変わらず雨が降っている。それでも(岩はしめっているものの)何とか登れそうだ。

 今回は、これまで甲府幕岩の入口付近の岩場しか登ってないので、今まで行ったことのない奥の方の岩場に行ってみることにする。


 初めて山椒王国エリアへ。



 山椒王国に着いてみると、いよいよ雨が激しくなってきた。

 取り急ぎ準備をして、アップで「森からのおくりもの(5.10b)」にトライ。MOS。


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                         <「森からのおくりもの(5.10b)」>


 核心は上部で右のカンテのガバをとるところ。少し遠いため、足おきを慎重に。


 続いてすぐ隣にある「山椒は辛い(5.11a)」にトライ。MOS。



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                         <「山椒は辛い(5.11a)」>


 雨が激しくなり、ところどころのホールドが濡れていたが、乾いている部分を選びながら、何とかMOS。短いながら、細かいカチホールドが続くため、かなり悪い(と感じた。濡れているせい?)。

 ここで、雨が一段と激しくなり、たたきつけるような雨が降ってきたため、クライミングを一時中断。ハングの下にある岩小屋で30分ほど過ごす。上部に森があるが、木の葉にたたきつける雨の音が、かなり激しい。
 
 う~ん、さすがにそろそろ厳しいか?


 30分後、それでも奇跡的に乾いてい(るように見え)た「シルキー(5.11b)」にトライ。MOS。


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                         <「シルキー(5.11b)」>


 上部のガバ~クラック~カンテはビショビショだったが、下部のフェースは何とか乾いていたため、何とかMOS。このルート、核心は下部、特に出だしでした。

 MOSトライは、湿度100パーセントなため、ホールドを持っているとだんだん手が滑ってきて、グレード以上に難しく感じた。今日の体感グレードは5.11dくらい?(^^;)


 そして、いよいよ嵐のような雨が降ってきたため、さすがにクライミング終了~。泊まりで瑞垣の予定だったけど、さすがにあきらめて帰京。


 YMさん、今回は残念な感じのクライミングになってしまいましたが、お付き合いいただき、ありがとうございました!(^^)
  
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August 14, 2016

錫思杖戯~北沢フェース右ジェードル(5.11a)、注文の多い料理店(5.8)/前衛フェース/錫杖岳

 昨日の教訓で、錫杖のマルチ1本は半日程度で登れてしまう、ってことに気付き、今日は2本のマルチ、「錫思杖戯~北沢フェース右ジェードルルート(5.11a)」と、「注文の多い料理店(5.8)」を登ることにする。


 まずは「錫思杖戯~北沢フェース右ジェードルルート(5.11a)」へ。

 第1フェースと白壁との間にある顕著な大凹角。この大凹角は、扇岩テラスで区切られており、下部(北沢フェース右ジェードルルート)と上部(錫思杖戯)とで、それぞれ違ったルートとして開拓されているが、形状としては一続きのクラックライン。このラインをオールナチュラルプロテクションで登る、理想的なラインが、「錫思杖戯~北沢フェース右ジェードルルート(5.11a)」だ。

1P目(5.8) 私リード

 昨日登った「深夜特急」と同じライン。


2P目(4級+) Iさんリード


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                 <2P目、箱型ハング左端に向かって草付きクラックを左上>

 トポ上は4+となっているが、それなりに悪い。5.8~5.9くらいだと思って登った方が良い。


3P目(5.10b) 私リード OS


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 凹角にあるガタガタしたクラックをたどるピッチ。

 中間部、1か所悪いところが核心。左のカンテにも乗り移れそうで悩ましいが、直登が正解だ。


3P目(5.11a) Iさんリード OS


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                      <4P目を登るIさん>


 ハングしたコーナークラックに走るフィンガーをレイバックでたどり、上部テラスまで。
 意外に、コーナーに入るまでの部分も悪い。

 ハング部分は右のフェースにスタンスが拾えるので、見た目よりも簡単かも。


5P目(4級+) 私リード OS

 凹角をたどる簡単なピッチ

 前衛フェース頂上にでたところで、登攀終了。

 懸垂の支点らしき残置で、懸垂で同ルートを下降。





 続いて本日2本目のマルチ、「注文の多い料理店(5.8)」へ。



 「注文の多い料理店(5.8)」は、錫杖におけるクラシックの超有名ルート。左方カンテとならび、いつも混んでいることでも、超有名。
 でも、まだ登ってなかったので、空き始める昼過ぎから、登らせてもらいました。



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                <「注文の多い料理店」取りつき。左上方に見える大フレークのコーナークラックを登るのが「注文の多い料理店」。下から見てみると、なかなかのかぶりっぷりだ。>



1P目(トポ上の1・2ピッチ目をリンク、5.8、50m) Iさんリード OS

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                    <「注文の多い料理店」1P目をOSするIさん>


 階段状のフェースを登って、大フレーク下まで。


2P目(5.8) 私リード OS


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                 <「注文の多い料理店」2P目、なかなかのかぶりっぷりのコーナークラック>


 さて、いよいよ核心のコーナークラック。見た目はとても5.8に見えないが、恐れることなく突っ込めば、手はガバでスタンスも豊富。

 美しいコーナークラックには、昔の人が残置を余儀なくされてしまったらしい、大きめのカムが残されており、少し残念。
 でも、高度感といい、ワイドっぽいクラック幅といい、40mの長さといい、楽しいクラッククライミングを満喫できます。


 本ピッチ、トポでは大きめのワイドギアが複数必要と書いてあるけど、使ったのは結局、3番までの1セット。

 出だし部分(たぶん、核心は出だし)には端っこの方に3番が決まるし、途中、ところどころ、小さいカムでもプロテクションがとれるので、大きいカムがなくても、本ルートは登れます(ただし、ワイドの自信がない人は大きいカムを持って行ってね)。


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                  <2P目のコーナークラックをフォローするIさん>


3P目(5.8) Iさんリード OS


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                      <注文の多い料理店3P目>

 ダブルクラックをたどり、テラスまで。


4P目(4級+) 私リード OS


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 トポ上は4+となっているが、それなりに悪い。5.8~5.9くらいだと思って登った方が良い。


5P目(3級)

 前衛フェース頂上まで歩いて終了~


 5Pを約2時間のスピード登攀でした(^^)。


 
 これにて錫杖でのマルチピッチクライミングを終了~

 錫杖でも、つるべで登り、全ピッチOSを達成!お盆ツアーを通じて1回も落ちなかった自分をほめてあげたい。



 ようやっと、原点に戻って始めたアルパインクライミングで、成果を出すことができた。



 歳をとっても、確実に成長している自分がいる。

 これだから、クライミングはやめられない。



 Iさん、お盆ツアーにお付き合いいただき、本当にありがとうございました!(^^)


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                 <帰りは無料露天風呂、栃尾温泉荒神の湯で入浴>
  
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August 13, 2016

深夜特急(5.11cd)/前衛フェース/錫杖岳

 今日からお盆ツアー後半で錫杖岳・前衛フェース。5月の穂高屏風に続く、アルパイン復帰第2段。



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        <錫杖・前衛フェース、真ん中の白い壁が、いわゆる「白壁」。深夜特急(5.11cd)は「白壁」の唯一の弱点となっているクラックラインを、ダイレクトにオールフリーで登るラインだ。>



 錫杖に来るのは約10年ぶり3回目。今までは左方カンテや1ルンゼなどの簡単なルートしか登っていない(っていうか、他の難しいフリールートはチャレンジすることすらできなかった)。

 この数年、真面目にフリークライミング、特にクラッククライミングをやってきたおかげで、今回、初めて、ハードなフリー(クラック)ルートに挑戦することができる。自分の成長を確かめたいと思う。


 今回の目標ルートは「深夜特急(5.11cd)」。

 麓から顕著に見える前衛フェースの白い前傾壁(白壁)に走るクラックを、下部からほぼダイレクトに、オールフリー、オールナチュラルプロテクションで登る、芸術的なラインだ。

 下部は「錫思杖戯」、上部は「Little Wing」のラインを使っているものの、オリジナルに開拓された白壁の核心部分を登る2ピッチは、内容・迫力ともに素晴らしい、という。



 前日夜に新穂高温泉入りし、駐車場で車中泊。


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               <錫杖を登るなら、下の無料駐車場が便利です>


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              <トイレは夜間、閉鎖されてました、、、残念。が、ホースから水は出ます>


 5時起床後、簡単に朝食を済ませ、早速、アプローチ開始。


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             <新穂高の湯は無料で入れる混浴場。その脇からアプローチ。>


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             <岐阜県登山条例で錫杖の冬季登攀の際は、入山前に登山届の提出が義務付けられたようです。>


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              <沢沿いに延々とアプローチ。ちなみに、この沢(クリヤ谷)の水は飲めません。飲み水はテン場に着いてから錫杖沢からとりましょう。>




 1時間ほどのアプローチで、錫杖岳・前衛フェースが対岸に見えてくる。


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               <ついに見えました、威風堂々とした前衛フェース。「日本のエルキャプ」ってのは、言い過ぎかな?>


 前衛フェースが見えて来たら、沢沿いに降りる踏み跡が左側に現れるので、それをたどり、錫杖沢出会へ。

 お盆だけあって、出会のテン場は既に満席状態。それでも最奥部のパーティが、もう帰るというので、そこを使わせてもらえることになりました(^^;)


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                         <出会に快適なテン場を確保>


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                      <案の定、錫杖岩舎のテン場は既に満席>


 出会いにテン場を確保し、早速、前衛フェースへのアプローチ開始。


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 錫杖沢~北沢を1時間ほどつめて、前衛フェース取りつきへ。

 「左方カンテ」は昔と変わらず、大渋滞の様相だが、さすがに「深夜特急」に取りついている人は誰もいない。

 早速、登攀開始。


1P目(トポ上の1・2P目をリンク、5.8、55m) 私リード OS


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                <「深夜特急」1P目、このピッチはいつも濡れているらしいです。>


 左上凹角~ハング脇のクラックを登る。出だしのハングはビチョビチョで不快。

 ちなみに、トポ上2P目のハング脇クラックのピッチは左側からでも回り込めます。



2P目(5.8) Iさんリード


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                    <深夜特急2P目を登るIさん、頭上左に見えるのが箱型ハング>


 浮いている(っぽく見える)ピナクル~スラブ状フェースを箱型ハング脇まで登る。


3P目(5.11a) 私リード OS


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                 <「深夜特急」3P目、凹角のシンクラック。所々閉じているシンクラックを登る>


 いよいよ核心となる2ピッチの、一つ目。
 傾斜の強い凹角に走るシンクラックを登る。

 出だしから慎重に小さいカムを決め、フィンガークラックの閉じたブランク・セクションに来たところで、行き詰る。

 そして、周りを見回すと・・・左側のカンテに乗り移れることを発見。そこから、慎重に左のカンテへ。


 でも、11aがついている本当の核心は、フィンガークラックを抜けた後の、上部クラックの最終パートにありました。最後のプロテクションをとってから、最後は少しリーチーなムーブになるので、頑張って気合で抜けましょう。



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                <「深夜特急」3P目をOSする私。ちなみに核心はこの後のクラックにあります。>
          


4P目(5.11cd) Iさんリード OS


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                      <深夜特急4P目>


 2段にかぶったコーナークラック~3角テラスを登る、本ルートの核心ピッチ。

 核心は、出だしと中間部の1段目のコーナークラック(写真に写っている上部の草付き)付近。

 出だしはプロテクションがとれないので慎重に。一応、シンクラックに青エイリアンがとれますが、落ちたら多分、グランドします。

 中間部、シンクラックに緑エイリアンをかませた後、ランナウトをレイバックでひたすら耐えながら高度を稼ぎ、最初のレストポイントまでいくところが本ルート中、最大の核心。プロテクションが緑エイリアンなので、精神力が問われます。
 左側のフェースにある乏しいスタンスをいかに見つけるかがOSできるかどうかのカギ。頑張りましょう。


5P目(5.10c) 私リード OS


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 Little Wing核心部となる、右上する2つのクラックを登る。3、4ピッチ目をこなしてくると、グレード感覚がマヒしているのか、それほど難しく感じません(笑)



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                        <深夜特急5P目をOSする私>

 6P目(5.6) Iさんリード OS


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 最後は、草付き地帯を登って前衛フェース頂上へ。



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                 <頂上からは、新穂高の街並みが見えて絶景でした>


 12時に終了点。なかなかのスピードで登攀できました。

 ちょっと早いですが、全ピッチOSで目標ルートを完登できたので、本日の登攀はこれにて終了。

 早々にテン場へ戻り、河原で乾杯。昼間っからお酒を飲み、良い気分。早めに就寝しました・・・
  
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August 12, 2016

春はあけぼのロマンチック街道(5.11a)、カンダタ(5.11b)/田立不動岩/南木曽

 快適な避難小屋での目覚め。

 そして、今日も暑いけど、不動岩へ。


 まずは、「春はあけぼのロマンチック街道(5.11a)」でアップ。


1P目(5.10bc) Iさんリード OS


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                 <「春はあけぼのロマンチック街道」1P目>


 小ハングに向かって登り、小ハング下を右にトラバース。この右トラバースがなかなか悪い。リーチがない人にとってはつらいかも。


2P目(5.11a) 私リード OS


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                   <「春はあけぼのロマンチック街道」2P目> 

 大ハング下を左にトラバースして、ハングを回り込み、上部にあるスラブ~カンテを登る。

 核心はカンテを直登する部分。
 高度感満点の中、甘いカンテホールドをもったまま、スラビーな立ちこみを強要される核心を堪能してください(^^;)




 登攀終了後、早速、2本目のマルチ「カンダタ(5.11b)(ただし、3P目はツル次郎の夏3P目)」にトライ開始。


1P目(5.8) 私リード OS

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                    <「カンダタ(5.11b)」1P目>

 草付き地帯を左に見える小ハングに向かって登っていく。


2P目(5.11b) Iさんリード OS

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                        <「カンダタ(5.11b)」2P目>

 小ハング右にあるクラックを登る。

 核心は、最後のフレアしたクラックを甘いパーミングに耐えながら登る部分。かなり難しいので、リードする人は気合を入れてください。


3P目(「ツル次郎の夏」3P目、5.11ab) 私リード OS


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                   <「ツル次郎の夏」3P目>


 トポでは「カンダタ」3P目は5.8のルートとなっているが、おそらくこれは間違い。

 登攀ライン上、正確には「ツル次郎の夏」3P目(5.11ab)を登ることになる。


 中間部上にある、ツルッツルのスラブ(ヘッドロック)を登るところが核心(これが名前の由来?)。個人的にはスラブ最初のバランシーな立ちこみが核心だと感じた。



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                                       <「ツル次郎」3P目を登るI氏>


 2本のマルチを終えたところでちょうど12時。まだ早いけど、そろそろ暑さも限界になってきたので、本日の登攀はこれにて終了~。

 2日間、4本のマルチを2人でつるべで登り、全ピッチOS!

 一度も落ちることなく、登攀を終えることができました(^^)



 時間も余ったので、展望台から頂上に向かって1時間ほど歩いて、自然公園へトレッキング。


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             <残念ながら頂上付近はガスっていて、展望は楽しめませんでした。。。>


 田立不動岩ツアーはこれにて終了。


 下山後、次なる目的地、北アルプス錫杖岳へ向かって移動。


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<北アルプスへの移動途中、南木曽名物「木曽牛うどん」「五平餅」をたいらげました(^^;)>

  
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August 11, 2016

これより木曽路(5.10d)、強引なMy Way(5.11bc)/田立不動岩/南木曽

 今日から、いよいよお盆ツアー開始。

 今年の夏は、混んでいる瑞垣・小川を避けて、南アルプス~北アルプス山域でマルチピッチクライミング三昧に決定!

 まずは以前から行きたいと思っていた、南木曽・不動田立岩へ。

 数年前のロクスノで紹介されていた新規開拓された岩場。マルチピッチのクラック・クライミングが楽しめるという。



 前夜発で中央道を中津川ICへ。道の駅・賤母で一泊。

 朝、近くのコンビニに寄ってから、粒栗平駐車場へ。


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                          <粒栗平駐車場>


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                 <駐車場には立派な避難小屋が、、、水場もあるし、こっちで泊まれば良かった。>


 駐車場から歩き始めると、すぐに渓流沿いの遊歩道に合流。

 所々に点在する素晴らしい滝を眺めつつ、高度を上げていく。


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                             <霧が滝>

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                             <天河滝>

 1時間ほどの歩きで、不動岩が見えてくる。


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 天河の滝を過ぎたら、二つの吊り橋があるが、一つ目を渡ったところで遊歩道を外れ、尾根沿いの踏み跡に入る。二つ目の吊り橋を渡らないよう注意。

 尾根沿いの踏み跡を10分ほど登ると、眼前に不動岩が現れる。


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                           <不動岩南面>


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                           <不動岩西面>


 南面にあるため、既に日が当たってかなり暑いが、せっかく来たからには、登らないわけにはいかない。


 早速、アップで「これより木曽路(5.10d)」にトライ開始。

 「これより木曽路(5.10d)」は、この岩場で最初に開拓されたルート。南面で最も目立つ、一筋の顕著なクラックを登る、不動岩を代表するルート。

 開拓者の市川氏は、下から見て、これをバチバチのハンドサイズだと思ったらしい。しかし、下から見ていても、どう見ても細いフィンガーサイズにしか見えない(笑)。

 アップでやるにしてはなかなか難しそうだ。


1P目(5.10a) Iさんリード OS


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             <「これより木曽路」1P目を登るIさん。南面中央に走るクラックへと突き上げる>


 5.10aにしてはなかなか悪いフェースクライミングをこなし、南面中央に走るクラックへ。


2P目(5.10d) 私リード OS


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             <「これより木曽路(5.10d)」2P目、ハングを超え、フィンガークラックを登る>

 いよいよ緊張の2P目。

 ハンド~フィンガーサイズのクラックをたどっていくと、下から見えた顕著な一筋のフィンガークラックが近づいてくる。

 近づいてよく見てみても、やっぱり、フィンガーサイズだ(笑)。そして、なんと浅くフレアしたグルーブ! まともなプロテクションがとれそうもない。。

 このグルーブをまともに登ると、とても10dでは収まらないように見える。が、よく見てみると・・・・
 オンサイト狙いの人のため、詳細は書かないが、朝一で身体が動かない中、なんとか気合でOS。


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                       <2P目をフォローするIさん>


3P目(5.8) Iさんリード OS
 

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                      <「これより木曽路」3P目>
 

 藪漕ぎ含む簡単なクライミングで、不動岩頂上展望台へ。展望台にはハイカーがたくさん居て、上から応援してもらえます(^^;)


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                  <終了点がそのまま展望台&遊歩道という面白い岩場>

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               <展望台からは南木曽の街並みが良く見える。絶景です。>


 同ルートを懸垂で下降。

 続いて、本日2本目の「強引なMy Way(5.11bc)」にトライ開始。


1P目(5.11a) Iさんリード OS

 
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                 <「強引なMyWay」1P目をリードするIさん>

 クラック沿いに登っていき、最後は終了点に向けて右にトラバースして終了。

 核心は最後の右へのトラバースと、終了点における立ちこみ(終了点をつかんじゃダメだよ)。きっと「強引なMy Way」というルート名の由来を感じることができます(^^;)。


2P目(5.8) 私リード OS

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                         <「強引なMyWay」2P目>

 簡単なクラックを右上すると、大きなフレークが覆いかぶさるワイドなクラックが現れる。


3P目(5.11bc) Iさんリード OS


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                  <「強引なMyWay」3P目をリードするIさん>

 やらしい出だしをこなしたあとは、大きなフレークの内側をひたすら右上する。
 
 フレークの奥にはところどころハンドかフィンガーが決まるが、スタンスが乏しいのでなかなか難しい。背中をうまく使って登ってください。

 
 2本のマルチを満喫したところで、暑いので本日は終了~


 本日、宿泊しようと思っていた岩場下にある避難小屋はボロボロ・・・

 展望台で会ったハイカーのおじさんに、「ここから10分くらい歩いたら、きれいな避難小屋があるよ」と教えてもらったので、早速偵察。


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            <展望台から10分ほど歩いたらこんなトンネルがある。ここをくぐると・・・>


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                          <立派な避難小屋が!>


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                            <中は超綺麗!>


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                 <トイレとテーブル・イス(?)まで完備>



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                      <近くに水場もあるよ>


 ということで、本日はこの避難小屋に宿泊することに決定。 超快適でした~

  
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August 07, 2016

ノーモアレイン(5.12a)/妹岩/小川山

 今日は同行者のSKさん等の希望もあり、10年ぶりくらいに妹岩へ。

 「カサブランカ」や「ジャックと豆の木」等のクラック初級者の人気ルートが密集する妹岩。常に混んでいるため、最近は足が遠のいていた。

 そして、久しぶりに妹岩に来てみると・・・やっぱり凄い人、人、人。カサブランカの前には20人くらいの人が順番待ちしている。。。昔と変わらないなぁ。


 そんな妹岩の前を素通りして、パートナーのSさんらとまずは姉岩へ。

 姉岩の「卒業試験(5.10b)」でアップ。RP。


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                          <「卒業試験(5.10b)」>


 10年以上ぶりにこのルートを登ったが、昔は5.10aにグレーディングされていて、「5.10aの卒業試験だぁ~」なんて言われて、登らされた記憶が、、。いつのまにかグレードアップしている。確かに5.10aにしては、ルートファインディング含めて悪いと(今でも)思う。


 次に、何をやろうか悩んでいたところ、姉岩の「ノーモアレイン(5.12a)」には誰もとりついていないので、早速、このルートにトライ開始。


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                        <「ノーモアレイン(5.12a)」>
 

 MOSトライ。

 下部のガバ地帯を超えて、ハング真下までは簡単。ハング下にあるボルトにクリップし、しばしレスト。

 そして、ハングを乗越し、上部のスラブ地帯に乗り移るところで、フォール。。。
 ハングからスラブに乗り移る部分のアンダーホールドの処理がかなり悪い。かなりのパワームーブが強要される。

 また上部のスラブ地帯も、夏の直射日光(+炎天下)の下では、スローパーの保持が、かなり悪い。その後、各駅停車でトップアウト。

 その後、2便出すも、同じところでフォールしてしまい、結局RPできず。。。また、涼しくなる秋にでも出直そう。



 最後にダウンで姉岩の「入学試験(5.10c)」にMOSトライ。MOS。


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                           <「入学試験(5.10c)」>


 なぜか、入学試験の方がグレードも高いが、難易度も高い。スラブのシビアな足置きが要求される好ルート。



 Sさん、SKさん、SNさん、Fさん、今週末はお付き合いいただき、ありがとうございました!(^^)  
Posted by straysoldier at 23:30Comments(0)TrackBack(0)Sport Climbing