September 02, 2017

Wadi al Hamra (Sharp) / Ajloun

 今日は、これまで行ったことがない岩場に行ってみたくなったので、タイラーに相談。

 以前、Rasoun近くのWadi al Hamraに行ったことがあるというので、今週末は、そこに行ってみることにする。

 アンマンからAjlounを通り越して、車で1時間半ほど走るとRasoun村の北側道路に出る。




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                <路肩に駐車してアプローチ>



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        <道路沿いをしばらく歩き、森の中へ入っていき、10分ほど南側に下る>


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        <すると一気に視界が開けて、Rasoun村を見下ろす高台にでる。そのすぐ下が岩場>


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        <今回来たのは”Sharp”エリア。名前のとおり、全てのホールドがとがっていて痛い。ここには他にもGecko、Red、Bloodsukker、First Taste、Noseと横並びに広大なエリアが広がっている。>


 岩場に到着してみると、、、予想はしていたが、やっぱり陽が当たっていて暑い。。。午前中の早い時間にもかかわらず、既に35度くらいはありそうだ。

 しかしせっかく来たのに登らないのはもったいない。

 いそいそと準備して、とりあえず難しいのをさっさと手当たり次第に登ることにする。



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        <左のラインが「Bladerunner(6b+)」右のラインが「Mincemeat(6c)」>


 ともにMOS。どちらもグレード以上に難しく感じた(暑いから?)。
 特に右側のMinemeatは、ライン取りが複雑、というか極めてわかりにくいので、注意して登った方が良い。全般的にホールドも細かいので、あやうく落ちる所だった。

 ちなみに、両ラインとも終了点が盗まれていて最後のピンには二つともハンガーがない(!)。
 終了点に行くまで知らなかったので、かなりあせった。
 (ハンガーの盗難は他のエリアでも良くあるが、盗まれているのは通常、1本目。1本目はあるのに終了点がないのは初めてだったので、かなり唐突。予想外だったので非常に焦った。)

 仕方がないので、終了点付近にある大きな岩にスリングを巻いて応急的に終了点工作を実施。何とか事なきを得たが、こういった予想外のハプニングもヨルダンでのクライミングにはつきもの。

 後から調べてみたら、岩場の上はヨルダンを縦断するトレッキング・ルートの一部。終了点へのアプローチが容易なので、ローカルの人々がハンガーを持って帰ってしまうらしい。何とも残念なことだ。



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              <「No Pain No Gain(6c+)」>

 既に2本登っただけでかなりの脱水状態だったが、あえてこのエリア最難の「No Pain No Gain(6c+)」にトライ。

 MOS成功。

 かなり警戒して登り始めてみたが、最後のオーバーハングのダイレクトな乗り越しを含め、意外にすんなり登れてしまった。これなら「Mincemeat(6c)」の方が難しいのではないだろうか。
 持ってきた水2リッターは早々に消費してしまい、このエリアから早く離れたくて、急いで登ったというのもあるのかもしれないが。。。

 3本登って、もはやこれ以上は暑すぎてここに居れないと判断。本日のクライミングはこれにて終了。



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          <すぐ右隣りにある”Red”エリア。ここもなかなか楽しそう>


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        <終了点より上はこんな感じのトレッキング・ルートになってます。ちなみに白と赤のペイントがヨルダンを縦断するトレッキング・ルートのマーキング>


 タイラー、今日は付き合ってくれてありがとう!

  
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August 26, 2017

CINEMA / Ajloun

 昨日に引き続いて、今日も外岩。今日はCINEMAへ。

 CINEMAはこの時期でも比較的涼しいし、グレードも簡単なのから難しいものまで揃っている。
 その上、アンマンから車で1時間ほど+アプローチ1分と近いので、今のところヨルダンで一番のお気に入りの岩場だ。

 パートナーはアメリカ人のタイラーとヨルダン人のファレス、ムツメン、モハンメド。

 到着後、アップで「Lerten frata(6a+)」をRP。

 続いて、前回来た時にあたりをつけておいた「Dimitri Twist(7a+?)」にMOSトライ。



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        <「Dimitri Twist(7a+?)」は被った石灰岩を全てが「シャープ」な2フィンガーポケットホールドを駆使して登るルート>

 このルート、トポを見る限りでは、「Dimitri Twist(7a+)」に同定できるのだが、のっけから凄く難しい。

 1ピン目から2ピン目に行くところであえなくフォール。

 出だしから被った石灰岩を、ポケットホールドで耐えて1ピン目にクリップした後は、2フィンガーポケットの2連続。さらに、2ピン目左にある第1関節まで入るサイドを保持して、そのまま、2ピン目にクリップすることになると思うのだが、そのクリップが極めて悪い(かつ2ピン目だけに失敗したらグランドすることになる。)。

 そして、例えクリップできたとしても、さらにその上のガバ取りまでのムーブはとても7a+に収まるとは思えない強度のムーブになってしまう。

 これは、本当に「Dimitri Twist(7a+)」なのだろうか? 
 これまでヨルダンの岩場で7a+とか7bくらいなら大体1~2便で落としてきたが、えらい違いだ。俺がフィンガーに弱いということを考慮しても(笑)、難しすぎるような気がする。

 そして、問題点としてはもう一つあって、前半部のほぼ全てのホールドが1~2フィンガーポケットなのだが、全てがいわゆる「シャープ」。

 1便出しただけで、指皮が完全に終わってしまった。。。。
 そして、痛みをこらえて2便目を出したけど、結局ムーブがよくわからなかった。

 俺より強いタイラー(既にヨルダンに在住して長い)が、2ピン目のクリップが悪すぎてまだRPできていない、ということなので(そして結局、この日もRPできてなかった。)、きっとこのルートはどこかのホールドが欠けたのだろう。うん、きっとそうだ。そういうことにしておこう(笑)。

 今日は指皮が終わってしまったので、これにて終了。

 タイラー、ファレス、ムツメン、モハンメド、今日はありがとう!
  
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August 25, 2017

Wadi Arab (Dur Mursud) / Irbid

 ひと月位、東京からのお客様の接待やら宴会やらで、クライミングに行けない日が続いた。

 今週末こそは!ってことで、1ヶ月ぶりに外岩クライミングに行くことにする。

 そういえば、まだヨルダン最北の岩場、Wadi Arabに行ってなかった。Laithに相談すると、一緒に行ってくれるという。

 まだまだ暑い日々が続いているが、Laithによると岩場のメインエリアは(たぶん)日陰。
 一か八か行ってみることにする。

 アンマンから2時間ほどで岩場に到着。



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       <Wadi Arabのメインエリア。どっかぶりの石灰岩でなかなか面白そう>



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        <岩場の目の前はヨルダンを縦断するトレッキングコースになっていて、遠めにダム湖が見える見晴らしの良い場所>


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       <メインエリアの左右にも(スケールは小さくなるが)壁が広がっていて、計20本ほどのルートが存在する>


 到着してみると、アンマンよりも標高が低い分、暑い。。。午前中にもかかわらず軽く30度以上はありそうだ。しかし、せっかくここまで来たからには、登らないのももったいない。メインエリアはどっかぶりのケイブになっていて、陽が当たらないので、何とか登れそう。


 ってことで、早速、トライ開始。

 まずはアップで、「Thanx Hashimis(6a)」にMOSトライ。MOS成功。


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           <「Thanx Hashimis(6a)」>

 最後までガバの連続するものの、最後の最後にワンムーブが必要なパートがある。アップに最適。

 続いて「Jardane's huny(5c+)」にMOSトライ。MOS成功。


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             <「Jardane's huny(5c+)」にTRトライするLaith>

 こちらもガバが連続するアップに最適なルート。Laith用にTRをセットして、Laithに遊んでもらう。



 続いて、「Sahel Jaied(6b+)」にMOSトライ。


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              <「Sahel Jaied(6b+)」>

 さすがに6b+くらいまでくると、細かいホールドやらテクニカルなムーブが入ってきて面白くなってくる。MOS成功。

 続いて、「Aabata(6c)」にMOSトライ。


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        <メインエリアのど真ん中、どっかぶりのクラック沿いに登っていく「Aabata(6c)」>


 トラッドギアがあれば、ボルトを使わないで登ってみたいクラック(もちろん、設定はボルトですが)だったが、残念ながらカムを持ってきてなかったので、ボルトを使ってトライ。MOS成功。

 このルートはクラックの経験がある人にとっては、それほど難しくないだろうが、そうでない人にとっては、少し難しいかも。少しジャミングも使うような気がする。


 そしていよいよエリア最難の「Yalaan Roof(7a)」にMOSトライ。


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         <「Yalaan Roof(7a)」は「Aabata(6c)」のクラック左側の最もかぶったルーフを、ポケットを駆使してダイレクトに直登していく、攻撃的なライン>


 出だしから強い傾斜をグイグイ登っていくが、所々にあるポケットの中は意外にインカットしていて、まるでジムの壁を登っているような感じで高度を稼げる。

 中間部の大ガバを越えてからの2~3ムーブが(たぶん)核心だと思うが、その部分のホールドもそれほど悪くない(若干リーチー)。傾斜に(精神的に)負けない人なら、たぶんそれほど難しく感じないだろう。

 というわけで、あっさりMOS成功。

 昔、7aをRPすることを目標として海外ツアーに行ってた頃もあったが、普通に何本も7aをMOSできるようになっているってことは、その時よりは大分強くなっているのかもしれない(?)。

 エリア最難ルートをMOSしてしまったし、すごく暑い!ってことで昼過ぎにあっさり撤収。


 このエリア、凄く良いエリアだと思うのだけど、アンマンからは少し遠いし、もはや登るルートもないので、再び来ることがあるのだろうか。。。



 アンマンへの帰路、Irbidの町近くで、なんとセブン・イレブンの看板を発見!


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 ワールド・ワイドなセブン・イレブン・チェーン。

 だが、ここヨルダンではその店舗を見かけることはなかったのだが、ついに・・・、と思ったら、どう見ても、ただ看板をぱくっただけのエセ・セブンイレブン。

 著作権やらフランチャイズ契約やらにうとい人が、勝手に真似して作ったようだ。

 まぁ、そもそもヨルダンにはコンビニ自体が一軒もないし。ホントのセブン・イレブンがあるわけないか・・・


 Laith、今回は付き合ってくれて本当にありがとう!
 
  
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July 22, 2017

CINEMA / Ajloun

 今週末は前回、暑さに負けてMOSし損ねてしまった宿題をやりに、CINEMAへ。

 前回、午後になるとCINEMA右半分には日が当たってしまうことがわかったので、今回はなるべく午前中にTryするために、アンマンを8時に出発して、CINEMAには9時過ぎに到着。

 パートナーはシンガポールのジェリー、ドイツのアンナ、アメリカのデイビッド、ヨルダンのアリ、フランスのギリアム、それにギリアムの日本人奥さん優子さん。

 到着後、まずはアップで前回登ったSteel Finger(6a)をRP

 そして前回やり残した「Titlaa Gissa(7a+)」へ。

 本日一発目で落とすはずが、1便目、リップで落ちてしまったため、結局、2便目でRP。

 日が当たってなければ、7a+というグレードがまさにしっくりくる好ルートだった。


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              <「Titlaa Gissa(7a+)」をRPする私>


 続いて、午後になって右半分には陽があたって登れなくなったので、左半分側にある、「Jad Awaj(6b)」と「Lerten Frata(6a+)」にMOSトライ。両方ともMOS成功。


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                  <「Jad Awaj(6b)」>


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               <「Lerten Frata(6a+)」>


 どちらもグレード以上に難しめに感じたので、MOSトライをする人は心してトライしてもらいたい。

 皆さん、今日はお付き合い頂きありがとうございました!(特にGerryは写真をいっぱい撮ってくれてありがとう!)


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July 14, 2017

Ras Sabiq / Ajloun

 今日は、久々に新しい岩場に行ってみたかったので、まだ行ったことのない岩場、Ras Sabiqに行ってみることにする。

 Ras SabiqはAjlounの中でも、ヨルダン渓谷に近い所にある岩場のため、標高が低い。
 そのため、「今の時期は、暑過ぎて登れないよ。」とヨルダン人クライマーは誰も行きたがらない。
 アメリカ人Rollandだけが付き合ってくれることになった。


 アンマンから1時間ほどでRas Sabiqへ着くと、、、確かに暑い! 半端なく、熱い。
 これぞまさに砂漠の中にある岩場。久々に中東らしい気候に直面。


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        <砂漠の途中にある路肩に車を停めて、上の写真の小屋のあたりからアプローチ>



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        <上部岸壁、今回は完全に日が当たっていて、暑すぎて登れなかった>


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       <下部岸壁、ルートスケールは30~35mほどあってなかなかのスケール>


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               <「Yussuf(6b)」>


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               <「Shukuran Tony(6b+)」>

 予想通り、灼熱地獄。かろうじて日陰になっていた「Yussuf(6b)」と「Shukuran Tony(6b+)」の2本のみMOS。2本登っただけで、完全に脱水状態になってしまったので、あとは終日、日陰になる洞窟の中で、ぐったり。

 やっぱりこの時期の岩場ではなかった。また秋(ってか冬?)になったら来よう。

 Rolland、今日は付き合ってくれてありがとう!


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      <唯一の日陰となる洞窟周辺には、放牧されているゴート(やぎの一種)が押し寄せてくるので、おちおち休めません>

  
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July 07, 2017

Iraq el Dub / Ajloun

 今日はドイツから出張してきたJonathanが外岩に行きたいというので、アメリカ人クライマーTylerと一緒にIraq el Dubへ。

 今回のメンバーはみんなそこそこ登れるクライマーばかりなので、レベルの高いクライミングが楽しめそう。

 岩場到着後、Tylerの提案でいきなり下部の岩場に行ってみることに。
 ちなみに下部の岩場は一番簡単なルートでも6cから始まるという中級者以上のクライマーじゃなきゃ楽しめないエリア。

 というわけで、到着後、いきなり6cのMOSトライをするはめに。


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               <無名ルートその8(6c)、中間部分にある大きな洞窟を越えてハングを直登していくライン>

 中間部分にある洞窟までは簡単。順調に高度を稼ぎ、洞窟にチェックイン。

 洞窟から上部に身体を出し、ハングを乗り越える部分で、ホールドを探してみる。
 が、見つからない。。6cのはずだが、最後の終了点に至るまでの間ののっぺりとした壁面に顕著なホールドは皆無。

 アップでとりついたことを後悔しつつ、とりあえず思い切って突っ込んでみたが、やっぱりフォール。
 ハングドッグして色々ホールドを探ってみたが、(アップで身体が暖まってないとはいえ)やっぱり直登するのはほぼ不可能なような気がする。


 色々探ってみると、ルート右側にある立てカチホールドを使って何とかハングを抜けられることが判明。ボルトのライン取りからすると、変な位置にあるホールドだが、みんなこれを使って登っているのだろうか???そうすると、よく意味の分からないルートだ。しかもどう考えてもこのムーブは6cに収まらない。もしかしたら、ルートが設定されたあと、どこかのホールドが破壊されているのかもしれない。(この岩場の石灰岩は非常にもろいため、登っていると時々大きなホールドが外れます。)

 続いて登った二人も、同じ部分で落ちて、僕と全くの同意見。とりあえず、「アップでやるルートではない」というところで、意見が一致(笑)。



 気をとりなおして、本日のメインディッシュ「無名ルートその9(7b)」へMOSトライ。


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         <無名ルートその9(7b)、中央の黒く変色した部分を直登していくライン>

 中間部にたどり着くと、大きなコルネがでてくるので、コルネを利用しつつテクニカルに身体を左右に振りつつ登っていくと、コルネが途切れたところで若干傾斜が落ちて、ホールドがなくなる。

 この部分が核心か。

 色々ムーブを探ってみるが、身体を上げるための良さそうなムーブがなかなかない。少し遠いところにアンダーホールドが見えており、それをとってしまえばあとは何とかなりそう。

 思い切ってデッド気味に、えいっ、とアンダーホールドを取りに行ったところ、、、何とか届いたものの、支えきれずにフォール。MOS失敗。う~ん、残念。このアンダー取りのワンムーブが非常に悪い。

 その後は、最後の終了点までの手順が若干悪いくらいで、ルート全体としては、それほど難しくなかった。

 2便目でRP。とりあえず、現時点でのヨルダンでの最高グレード更新。


 その後、隣にある前回、Marwanがトライしていた無名ルートその10(8a)にトライ。

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      <無名ルートその10(8a)、コルネの左側を登って大きな2段ハングを越えていく>


 結局、最初のハングが越えられずに、終了。。やっぱり8aだけあって、簡単には登らせてくれない。もう少し涼しくなったら、再チャレンジしよう。


 午後になって壁面に日が当たるようになってきたので、エリアを変えて、今まで行ったことがないCave Sectorに行ってみることにする。



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          <大きな洞窟が待ち受けているCave Sector>


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       <洞窟の縁辺部を登っていく8b+のルートも設定されている>


 奇跡的に日が当たってないので、ここで登ることにする。

 まずは洞窟の左隣りにある、「無名ルートその11(7a)」にMOSトライ。


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          <無名ルートその11(7a)、ホールドはガバばかりだが傾斜の強い出だし>

 MOS成功。7aもないような気がする。たぶん6cくらい。


 続いて、無名ルートその11の右側にある「無名ルートその12(7a+)」にMOSトライ


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           <無名ルートその12(7a+)、中央左側の洞窟を越えて直登していく>


 洞窟まで至ることができずにフォール。

 洞窟までたどり着いてしまえば、後は簡単なルート。

 洞窟に至るまではポケットホールドを駆使して登っていくのだが、その中に若干、トリッキーなムーブがあって、そこで落ちてしまった。

 今日は、かなりの高グレードを連登(しかも全てオンサイトトライ)したため、かなり疲れた。
 本日は、これにて終了。


 Tyler、Jonathan、付き合ってくれてありがとう!Thank you!

  
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June 30, 2017

New Fuheis / Salt

 今週末は、近場で済まそうということでアンマンから車で20分のNew Fuheisへ。

 パートナーはヨルダン人のSaid、Laith、ドイツ人のMaya、の3人。

 岩場に午後3時過ぎに到着。

 アップで前回も登った「Zabet(6a+)」と「Darbet Shams(5c)」をRP。

 次に「Abu Salam(6b+)」にMOSトライ。


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            <右側のラインが「Abu Salam(6b+)」、左側のラインが「Tlat Sisan Mhanshin(7a)」>

 細かいポケットをつないで、中間部の大きなポケットまでは簡単。そこから上部のハングを越えていくところが核心。

 途中の細かいポケットを使ってバランシーに乗り越えていくか、一気に上部リップのガバをデッド気味にとりにいくかで迷ったが、結局、後者で解決。無事、MOS成功。



 続いて、隣にある「Tlat Sisan Mhanshin(7a)」にMOSトライ。

 こちらもルートの性質は「Abu Salam(6b+)」とほぼ同じで、中間部から上部に抜けるまでがポイント。ほぼ同様のムーブになるが、最後の上部テラスへの乗越は、ホールドがほとんどない分、よりシビアになる。

 無事、MOS成功。

 今日は7aまでの4本を落ちることなく登れた。短い登攀時間ながらも、満足。

 Mayaがつい最近、ミュンヘンで買ってきたというハーネスを見てたら、なんとPetzl Hirundus。ブラックモデルがあるんだなぁ。


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             <Petzl Hirundusのブラックモデル>

 ハーネスの中では最軽量モデルなので、買おうかと思ったこともあったけど、日本ではオレンジモデルしか売ってないので、いまいち手が出なかった(個人的にはオレンジが好きではない)。

 ドイツではブラックモデルが売っているらしい。今度、Mayaが帰国するときに買ってきてもらおう。

 Said, Laitu, Maya、今日も付き合ってくれてありがとう!
   
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June 25, 2017

Abu Mahmouds Cliff (CINEMA) / Jerash

 今日は、ラマダン明けのイード祭でお休み。

 今まで行ったことのない岩場に行ってみたいのと、久しぶりにクラックを登りたくなったので、Saidに声をかけて、Abu Mahmouds Cliff、通称「CINEMA」に行ってみることにする。

 (「CINEMA」は、道路沿いにある岩場で、道路を走る車から丸見え。よく声援をかけられるので、このような通称がついたらしい。)

 トポを見ると、唯一、1本だけクラックがあるみたいで、6aのグレードがついている。久しぶりのクラック、楽しみだ。

 アンマンから1時間ほどのドライブで岩場に到着(当然、出発は昼過ぎ)。メンバーは、ヨルダン人クライマーのSaid、Alia、Mohammed、スイス人Rahelの計5人。


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         <道路から良く見える場所に岸壁がある。道路から徒歩1分>


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               <「CINEMA」全景>


 岩場に着いて見ると、スケールこそないものの、横に幅広く伸びたまさに映画館みたいな岸壁。適度に日陰もあるし、この時期でも過ごし易そう。
 既に大分暑いので、高グレードのルートをやるには時期を外しているが、秋から冬にかけて来れば、かなり楽しめそうな岩場だ。


 早速、アップでまだかろうじて日陰にあるルートにとりつくことにする。

 Nemsawi fi Ajloun(5b)とSteel Finger(6a+)をそれぞれMOS。

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                <Nemsawi fi Ajloun(5b)>            


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                 <Steel Finger(6a+)>

 ここも、ヨルダンの他の岩場と同じようなもろい石灰岩の岩場。ところどころにあるポケットを駆使して登ることになる。


 さて、いよいよメインディッシュのクラックはどこかなぁ、と思って探してみると、、、あった!けど短い。。。


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        <ハング上部の左上するフィンガークラックが「V shmal(6a)」>


 予想よりも大分短くて、クラック部分は実質5m位しかない。。。せっかく、キャメ2セット持ってきたけど、これなら1セットでも十分過ぎるくらいだ。

 まぁ贅沢は言ってられないってことで早速トライ開始。 あっという間にOS。

 出だしはハング右側の木からランナーをとり、クラックに着いたら、カムを3つばかしとれば、もう終了点。一応、クラックはフィンガーからハンドまでのサイズで、それなりのジャミング技術が試されるので面白いが、なんせ短すぎる。もう少し長ければ良かったんですが。

 その後、皆をトップロープで遊ばせて、夕方、時間が余ったので、岸壁左側にある「Jad Awaj(6b)」にトライ。 MOS。

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          <「Jad Awaj(6b)」にトップロープでトライするSaid>


 その後、まだ時間があったので、「V shmal」のすぐ左側にある「Titaa Gissa(7a+)」にMOSトライ。

 ハングを越えてもはや核心は終わりかと思いきや、上部の垂壁部分で、ぬめりに耐えきれずに落ちてしまった。垂壁部分が思っていた以上に細かくて、ストレイニュアス。垂壁には直射日光が当たって、鉄板地獄と化しているので、この時期にOSトライするべきじゃなかったな。。


 Said、今日も付き合ってくれてありがとう!楽しかった!(^^)


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June 23, 2017

Iraq el Dub/ Ajloun

 今週末も、先週末に引き続きIraq el Dubへ。

 本当は違う場所に行きたかったが、パートナーのヨルダン人クライマーSaidとAliが「Iraq el Dubに行ったことがないから行ってみたい!」というので、アメリカ人のRollandを加えて、なかば強制的にIraq el Dubへ。

 Iraq el Dubへ行く途中、Aliの誘いで近郊の村にある洞窟探検へ。



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         <ヨルダンでは結構、有名な洞窟らしい>


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           <誰もヘッデンを持ってきてないので、携帯の明かりを頼りにケイビング>


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              <アップダウンも結構激しい>


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            <途中で見つけた奇岩で、なぜか洞窟ボルダリング>


 涼しくて快適な洞窟探検を終えた後は、Iraq el Dubへ。


 現地でカナダ人のAlixらのパーティと合流。


 まずはアップで先週もアップで登った無名ルートその1にヌンチャク掛け。RP。


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         <無名ルートその1をトップロープトライするAlix>


 続いて、左側のエリアにある、無名ルートその5、その6にMOSトライ。MOS成功。

 グレードははっきりしないが、それぞれ6a+~6b+の間くらいだろう。


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         <左端のルートが無名ルートその5、真ん中がその6>


 皆をトップロープで遊ばせているうちに、日暮れが近づいてきたので、いよいよメインディッシュの無名ルートその7(7a+)にMOSトライ開始。


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        <無名ルートその7(7a+)>

 出だし、極小カチのスラブ地帯を越えて、中間部の洞窟状の穴倉にチェックイン。十分なレスト後、そこからハング左の左上するクラックをレイバック気味に一気に越えて終了点へ。MOS成功。

 7a+(5.10グレードでいうと5.11d~5.12a)をMOSできるとは、ヨルダンに来てからあんまりクライミングをしてない割には、なかなかの成果。

 核心はハングから左上する部分のクラックのレイバック。右足の甘いスメアリングでいかにレイバックを耐えていくかがポイント。

 ただ、精神的な核心は、出だしのスラブ地帯かも。
 なんせ1ピン目のハンガーが盗まれているので、出だしから8mくらいの地点までフリーソロを強いられる。途中でホールドがなくなってスラブのスメアリングのみで立ちこみを強いられたときは、かなりドキドキした。(このルートは足場が超悪いから、グランドフォールしたらただじゃすまなそう)

 そういえば、ヨルダンの外岩は、1ピン目のハンガーが盗まれている場所が少なくない。地元の住民が盗んでいってしまうらしいが、その動機等、細部は不明。
 というわけで、Iraq el Dubエリアは殆ど全てのルートの1ピン目が盗まれています(無名ルートその1なんかは出だしから12mくらいまでピンがありません。フリーソロです)。

 そういった意味では、まだビギナーが多いヨルダン人クライマー達にとっては、外岩で登るのは、とてもハードルが高いのだろう。(だから、いつもトップロープセッターとして誘われるのかも?)。


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         <無名ルートその7をトップロープトライするAlix。ただいまチェックイン中。このルートは、日本にあったら、「ホテルIraq el Dub」とか呼ばれそうな気がする。>


 Said、今日も遊んでくれてありがとう!




  
Posted by straysoldier at 23:30Comments(0)Sport Climbing 

June 17, 2017

Iraq el Dub / Ajloun

 今日は、ヨルダン人クライマーkanfooshに誘われて、初めてのエリア、Iraq el Dubへ。

 パーティは、ヨルダン人のKanfoosh、Marwan、Ali、Alia、アメリカ人のTyler、Rolland、シンガポール人のGerry、スコットランド人のEmiliaと結構な大人数。車3台で移動。

 ところで、現在、イスラム圏(ムスリム)の人々はラマダン(断食)中。
 日が暮れるまで登って、日が暮れたら皆で近くのレストランでイフタール(断食明けの「朝食」)を食べようという計画らしい。

 Iraq el Dubは比較的最近開拓された岩場。グレードも7~8台が充実しているらしいので、楽しみだ。
 ちなみに、今回のクライミングを計画したKanfooshは、ヨルダンで唯一存在するクライミングジムClimbatのスタッフの一人。ヨルダン人クライマーMarwan(Climbatスタッフ)とともに、ヨルダンクライミング界をリードするクライマーの一人。今まで、レベルの高いヨルダン人クライマーの登りを見たことがないので、彼らのクライミングを見るのも楽しみだ。

 アンマンから車で1時間半ほどで、昼頃エリアに到着。


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          <エリアへは、この路肩に駐車。道路を渡って反対側のクリフへ>


 駐車場所から10分ほど歩くと、岩場の頂上部分に出るので、右側から回り込むように岩場に降りていく。

 岩場に到着すると、巨大な洞窟上の石灰岩が見えてくる。


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 この辺り一帯が、エリア。大きく上下2段の岩場に分かれていて、横幅はそれぞれ100m近くある。まだまだ開拓の余地がありそうだ。

 まずは、アップで「無名ルートその1(たぶん6a+くらい)」にトライ。MOS。



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       <無名ルートその1。洞穴からオーバーハングを越えて上部へ。どっかぶりだがガバガバで意外に簡単、たぶん6a+くらい。>


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          <無名ルートその1を登るMarwan>


 続いて、洞窟の内部にあった「無名ルートその2(多分、6C+以上)」にMOSトライ。



climbing

               <無名ルートその2(6c+?)をトライする私>

 どっかぶりの洞窟の奥から、洞窟の外に出ていく攻撃的なライン。MOSトライは、残念ながら失敗。洞窟の外に出るところで、かなりのパワームーブを強いられる。

 Marwanはグレードを6cと言っているが、それ以上(6c+~7a)くらいありそうな気がする。

 2便目でRP。


 続いてMarwanと下部のエリアへ移動。

 
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         <下部エリア。午後から日が当たって、すごーく暑かった。>

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            <下部エリアから見下ろす眺望は最高>


 もはや日が当たって、とても暑い。。。といっても登らないのももったいないので、とりあえずエリア左端にある無名ルートその3(6c+)にMOSトライ。



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             <無名ルートその3(6c+)>

 MOS成功。

 出だしのボルダームーブと中間部のストレイニュアスなムーブをうまくこなすことができた。

 グレードは6c+で妥当だろう。


 続いて、暑くてあまり乗り気じゃなかったが、他にやるものもないので、「無名ルートその4(7c)」にMOSトライ。


 
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             <中央のどっかぶりコルネを越えていく「無名ルートその4(7c)」>

 コルネ下部を越えて、上部コルネをつかみに行くところでフォール。

 この部分のムーブ、一本指のフィンガーポケットで耐えて、上部コルネにデッドするか、下部のコルネから上部のコルネにランジするかしかないように見えるが、、、果たしてムーブは何が正解だろう?

 とりあえず、暑くてムーブを起こせる気もしないので、本日はこれにて終了。



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         <暑くても元気に7cルート(無名ルートその4とは別のルート)にトライし続けるMarwan。ヨルダン人は暑さに強いなぁ。>


 Iraq el Dub、今はまだ暑いけど、涼しくなってきたら、かなり面白い岩場になりそうな予感。

 Marwan、今日はたくさんビレイしてくれて、ありがとう!
  
Posted by straysoldier at 23:30Comments(0)Sport Climbing